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Yellow Roof 's Museum
ニッコウキスゲ (ゼンテイカ、エゾゼンテイカ、センダイカンゾウ) キジカクシ目ワスレグサ科 Hemerocallis middendorffii var. esculenta
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/16
雌蕊1本、雄蕊6本がワスレグサ属の特徴で、花弁が6枚に見えるが、後ろの3枚は萼が変化したものである。ワスレグサ属のニッコウキスゲ(日光黄菅)としたのは、まず第一に花の色や形質が似ているからである。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/16
ニッコウキスゲの特徴として様々なものが挙げられているが、その中に横向きに咲くというのがあり、雄蕊の先が茶色くなるというのもある。しかし、そこに触れていない記述も多数ある。様々な別名があり変種や雑種もあり、分類も錯綜している。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17
これまで撮ったワスレグサ属の花はほとんど上向きに花が咲いていた。ニッコウキスゲは蕾の状態から横向きに付いている。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/17
ニッコウキスゲの雄蕊の葯が弾けると黄色い花粉が見えてくる。花粉は内側に付き、蜜壺から出る昆虫に花粉が付く。
ニッコウキスゲの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/21
横向きに咲く花の多くは、雄蕊や雌蕊が上向きに曲がっていて雌蕊の先が雄蕊より長い。この花では花粉が葯の内側に付く。これは大抵の昆虫が花冠の上から入って上から出るためだろう。
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