Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/24


ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
この公園の桃の花しか知らなければ、桃は赤い花の品種から先に咲いていき、白い花の品種は最後に咲くと考えるかもしれない。しかし、それはあくまで可能性であり、花の色と開花順序は無関係かもしれない。物事の捉え方と考え方を固定してしまうと、自分の成長と可能性を抑止してしまうことになる。


オオシマザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
オオシマザクラの蕾を見ることが出来るのは、1年の限られた時期だけである。そして、これがオオシマザクラだと判るのは、去年もその前も花と実を見ているからである。


オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
何度も見て何度も撮って、他の桜と比べ、他の植物や環境を見直し、繰り返しながら段々と捉え方と考え方が同期するようになる。


オオシマザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
捉え方も考え方も固定化する傾向があり、どちらかが現実とリンクしていなければズレが生じる。できれば、捉えるのを先にして、考えるのは後回しにすべきで、考えるのは後からいくらでもできるが、時は止まらない。捉えることができるのはその場限りである。


アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
長く鋭く大きな鳴き声が響き渡った。この公園では初めて聞く鳴き声である。3度ずつほど繰り返される声を頼りに空を見上げると、クヌギの高枝にヒヨドリほどの大きさの鳥がいる。


アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
鳴き声も手掛かりにしようと動画を回したが、曇り空の逆光で影法師にしか見えなかった。ただ、垂直の枝に縦に掴まっているのでキツツキの類だろう。コントラストと明るさ、色調を調整すると、後頭部が赤いアオゲラの姿が浮かび上がってきた。


アオゲラ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
後頭部だけが赤いのでメスかもしれない。オスの方は前頭部から後頭部にかけて赤くなる。通勤途中の公園で、初めて聞いた鳥の声を頼りにカメラで姿を捉え、類似画像検索で絞り、生息分布を確認し、鳴き声で確かめ、オスかメスか調べる。撮影を含めて5分程度である。しかし、そのうちカメラが鳥を見つけて、その名から生態まで解説しながら撮影しはじめるだろう。


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