Yellow Roof 's Museum
ハナモモ (モモ) *栽 バラ目バラ科 Prunus persica
ハナモモの花 (横浜市泉区和泉川) 2023/03/25
ハナモモの品種によって自然樹形に違いがあり、立ち性、枝垂れ性、箒立ち性があって「お庭のスペースに合わせて選べます」と書かれた通販サイトがある。平和の森公園で自分がよく見ている2本のハナモモは左から2番目と右端の木と似たような色と樹形である。
ハナモモの実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/02
ハナモモの実は地面にいくつも転がっており、すでに熟していると思われる。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/01
この八重咲きの箒桃は、神奈川県農業総合研究所が1986年に開発した照手白と思われる。照手白の他に照手桃、照手紅、照手姫があり総じてテルテモモと呼ばれ、和名は藤沢市の
【栗判官と照手姫伝説】から名付けられている。
ハナモモの冬芽 (横浜市旭区今宿南町) 2025/02/21
昨年の同じ日にはハナモモの「蕾」だったが、この状態はまだ半分鱗片に覆われた「冬芽」から脱しつつある状態である。紫色に見える葉のない枝には抗酸化作用のあるアントシアニンが関係しているだろう。この色素は冬の紫外線や低温・乾燥から身を守り、同時に光を吸収してわずかながら光合成を行う役割も果たしているのかもしれない。植物にとって紫外線は有害でもあるが、有用でもありバランスが重要である。これは人にとっても同じことで自己調整の必要がある。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14
公園の一本の桃の木だけ開花が進んでいた。毎朝のようにスマホやカメラを向ける人を見かける。会社に行くついで、犬の散歩のついで、井戸端会議のついで、もちろん、近所で聞いて見に来た人もいるだろう。自分は開花から何日か遅れて写真を撮る。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/14
この日は最低気温9℃で風速10メートルm/s。晴れてはいても風があれば体感温度は低くなる。たいていの動植物と同様に寒さは人の活動を低下させ、それは公園内の人数にも表れる。自分は人が少ない分だけ、注意力が削がれず観察に集中できる。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/24
この公園の桃の花しか知らなければ、桃は赤い花の品種から先に咲いていき、白い花の品種は最後に咲くと考えるかもしれない。しかし、それはあくまで可能性であり、花の色と開花順序は無関係かもしれない。物事の捉え方と考え方を固定してしまうと、自分の成長と可能性を抑止してしまうことになる。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26
ハナモモは日当たりの良い場所では満開か満開近い状態の樹木が多い。ただ、濃い紅色のものはまだ咲き始めである。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26
様々な品種が植えられているが、昨年同定を諦めた。そこまでの同定は園芸家に任せたほうが良さそうである。決定的な違いが見つかればいいとは思うが、せいぜい花の色の違いや花弁の数、立性かどうかといった違いであり、実ができる時期にはどれも同じに見える。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26
白地に紅が入り混じる八重の桃はどういう掛け合わせをするのだろうか。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/26
薄桃色の花の中心の濃い紫色は、虫に蜜の在処を示す誘導路だろう。この桃の花だけ他の桃と違って雄蕊が太く、八重ではあるが、花弁の数が少ない。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/27
手前は様々なハナモモで、奥にはオオシマザクラが咲いている。写真を撮った瞬間を五感で受け止めても、次の瞬間には片端から溢れ落ちて色褪せていく。写真でも言葉でも、自分にさえも全てを伝えることはできない。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28
雨の朝。公園に人の姿はほとんどなく、運動場には誰もいない。シャッターを切ってから、去年もここで立ち止まったことを思い出した。去年の4月1日の雨の日、同じ構図で何歩か後ろから撮っている。知らず識らず、同じ状況下では同じ感覚となり、同じ行動と同じ思考をする。
ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/28
雨の日は濃紅色の花が黒ずんで、もっと赤く見える。去年もまったく同じ思いでシャッターを押したのだろうか。何年も、あるいは何十年も同じパターンを繰り返す。それが日常ということかもしれない。
ハナモモの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
立ち止まって見上げたり、写真を撮る人が多い立性の八重咲きのハナモモ。そのすぐ傍らを、駆け抜ける人や自転車で走り抜ける人たちもいる。広い歩道ほどスピードを上げることができるが、注意力は人それぞれである。
ハナモモの若い実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/17
桃は中国北部原産で、そこにはタクラマカン砂漠やマイナス20℃以下になる寒冷乾燥地帯がある。桃の産毛は、まず第一に、寒さや乾燥、紫外線からの保護のために編み出されたものである。
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