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Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/06/06


サンゴジュの花 (横浜市旭区今宿南町)
サンゴジュは、関東南部以南で自生しており、東アジアから東南アジアにかけての海岸近くに分布する。防風林や生垣、そして防火林としても植えられる。幹や枝、葉の水分量が多く、火にさらされると別名のアワブキ(泡吹き)という現象が起きる。また、組織に無機物が多く、葉も革質で厚く、着火しにくい構造となっている。


サンゴジュの花 (横浜市旭区今宿南町)
サンゴジュには雌雄同株と雌雄異株の記述が存在するが、実際は雌雄同株で両性花がある。雄性不稔となる個体が出現することがあるため、雌雄異株と誤認される。雄性不稔とは、果実に回す養分が不足しがちな環境で自己保存を優先させたり、近隣の木に養分を回すといった臨機応変な植物の適応戦略の一つである。


ウメの果実 (帷子川遊歩道)
今年の梅の実は、例年より一回り以上大きい。ビニール袋を片手に、道端に落ちた梅の実を老夫婦が拾い集める姿があった。この道を歩いていて、そんな光景は初めて見た。今年の4月までは高温傾向があり、さらに5月の多雨により肥大化が進んだのかもしれない。


ウメの果実 (帷子川遊歩道)
栽培種の果実では、実の大きさや数が隔年で変動する。そもそも、野生種の限界と適応能力を超えて育てられている。足の踏み場がないほど小さな実が落ちれば、その翌年は数が少なく、サイズが大きくなる。去年の夏も猛暑で多湿が続いた。そうした環境要因が重なって、今年の果実は特に大きくなったのだろう。


クロタネソウの袋果 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)


タイマツバナ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)


タイマツバナ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)


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