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Yellow Roof 's Museum
サンゴジュ マツムシソウ目ガマズミ科 Viburnum odoratissimum var. awabuki
サンゴジュとニワウルシ (平和島第2歩道橋) 2022/07/20
アオギリの果実がどの辺りにあったか忘れて見下ろした時にサンゴジュの赤い実を見つけた。実と葉の枝が別々に見えるので初めは別々の植物かと勘違いした。
サンゴジュの果実 (平和島第2歩道橋) 2022/07/20
サンゴジュの花序の枝は葉を付ける枝とは別で、赤い枝が長く伸びて円錐状に実を付ける。
サンゴジュ(左端) (大田区平和の森公園) 2022/07/28
後日写真を見返すと通勤路の写真にたまたまサンゴジュの果実が映っていた。サンゴジュの果実は頭より少し上ぐらいで毎日目にしていてもおかしくない。けれどもこの赤い実の存在に気づいたのはこの写真を撮った2週間後である。
サンゴジュの果実 (大田区平和の森公園) 2022/08/10
初めて見たサンゴジュが歩道橋の下だから、そこしか無いと思い込んでいたが、公園内には何本も植えられている。
サンゴジュの果実 (大田区平和の森公園) 2022/08/12
ストリートビューで確かめると3年前からサンゴジュは確かに存在している。毎日この木の真横を通って通勤していても、花にも実にも気づかなかった。
サンゴジュの花 (横浜市旭区今宿南町) 2025/06/06
サンゴジュは、関東南部以南で自生しており、東アジアから東南アジアにかけての海岸近くに分布する。防風林や生垣、そして防火林としても植えられる。幹や枝、葉の水分量が多く、火にさらされると別名のアワブキ(泡吹き)という現象が起きる。また、組織に無機物が多く、葉も革質で厚く、着火しにくい構造となっている。
サンゴジュの花 (横浜市旭区今宿南町) 2025/06/06
サンゴジュには雌雄同株と雌雄異株の記述が存在するが、実際は雌雄同株で両性花がある。雄性不稔となる個体が出現することがあるため、雌雄異株と誤認される。雄性不稔とは、果実に回す養分が不足しがちな環境で自己保存を優先させたり、近隣の木に養分を回すといった臨機応変な植物の適応戦略の一つである。
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