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Yellow Roof 's Museum
2025/09/24
イチョウの果実 (川崎市幸区創造のもり)
このイチョウの樹高は8メートル以上あるだろう。幹がさほど太くなく若い木だが、「創造のもり」は2000年開園なので、その時に植樹されたとすれば、25年は経っていることになる。ただ、イチョウはこの公園にも隣の公園にも見当たらない。一般人が立ち入れないエリアに、雄のイチョウがあるということだろうか。
イチョウの果実 (川崎市幸区創造のもり)
イチョウの果実には侵食されたような跡がない。果実が熟したとしても、木に登って捕食するのは、このあたりではハクビシンぐらいなものだろう。自分は見かけたことはないが、職場近くで写真に撮った人がいる。落ちた果実なら、ネズミが殻を齧り取って種子(銀杏)を食べるらしい。
イチョウの果実 (川崎市幸区創造のもり)
熟しきってはいないが、イチョウの果実からは特有の臭気が漂ってくる。これは3億年という時を越えて生き残ってきたイチョウの防衛機構の一つである。人はこの種子を食べるが、主成分はMNPやアミグダリンといった神経系に作用する毒である。しかし、加熱すれば栄養分となるアミノ酸が発現し、あのほろ苦さとなる。
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