Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2024/04/23


シランの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
植物の葉を採取して種を同定してみようとすることもあるが、ほとんどは採取せずに見分けようと試みる。その場に長く留まれないか留まらない代わりの写真である。その程度で植物種を同定できるものは限られており、根を掘り起こしたり花や果実を解剖したり顕微鏡を使わないと判らないものもあり、近年はDNA鑑定で植物分類自体が変わってきている。自分の愉しみは、毎日のように発見したり確認不足や間違いに気づいたり記述したり訂正したり仕分けを変更したりといった様々な試行錯誤が出来ることである。


シランの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
シラン(紫蘭)の偽球茎はビャッキュウ(白及)という生薬になり、世界最古の薬物書である「神農本草経」では下薬に分類されている。日本薬学会によれば「ビャッキュウのエタノール抽出物はPM2.5によって引き起こされる炎症を抑制することが、中国の研究グループから2019年に報告され」たそうである。


オオベニウツギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
オオベニウツギ(大紅空木)はタニウツギ属で、他に白や紫に近いものまで園芸種が様々にあり区別しにくい。ハコネウツギは様々な色の花が入り交じるので別に分けているが、自分程度の識別力ではオオベニウツギはタニウツギの属名に纏めておいたほうが無難かもしれない。


フジの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
能力や技能は実践経験を重ねて向上するが、意識的に現実の捉え方から変えないと進捗は遅い。例えば、藤棚と鯉のぼりの取り合わせをどう感じたりどう思うかではなく、5~10メートルのナイロン製のロープで風に煽られる数十の鯉のぼりをどこにどう結んで保持するかといった具体的で現実的な捉え方をすることである。綺麗な花といった価値観では萎れた花後に実が生ることにも思い至らず、あちこちで野生化したフジの蔓も見つけられない。


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