Yellow Roof 's Museum
2024/05/20
ワタチョロギの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
毛が多い植物は耐寒性や保湿性にも優れており、地中海性気候下でも生育するのである程度は高温にも耐えられる。多年草のワタチョロギ(綿草石蚕)は屋外で越冬できるが、日本の夏の高温多湿環境下では立ち枯れることもあるという。冬から花の咲くこの時期までの気候が最適ということになる。
スイセンノウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ナデシコ科マンテマ属のスイセンノウ(酔仙翁)は南ヨーロッパ原産で、江戸時代末期に渡来している。白花のものもあり、中央から段々とピンク色に染まっていくそうである。酔仙翁の名の由来は、センノウ(仙翁)またはセンノウゲ(仙翁花)と似ていることから付けられている。センノウは真紅の花で、鎌倉時代末期に中国から京都嵯峨の仙翁寺にもたらされたとされている。
キンシバイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
このキンシバイの葉は十字対生しており、セイヨウキンシバイとの雑種のタイリンキンシバイ(大輪金糸梅)かと思われる。
シロタエギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
シロタエギク(白妙菊)の葉や茎が白く見えるのは細かな毛が密生しているためである。一般的に毛が多い植物は耐寒性があり、乾燥にも強い。日当たりがいいほど毛が増えて白くなる。
キダチルリソウの花 (川崎市幸区創造のもり)
キダチルリソウ(木立瑠璃草)はペルー原産の低木で、これは40センチほどの植栽である。
ナデシコの花 (川崎市幸区創造のもり)
いわゆる大和撫子のナデシコはカワラナデシコで、このテルスター系のような園芸種群は取り敢えず「ナデシコ」属に入れておく。
アメリカザイフリボクの実 (川崎市幸区創造のもり)
アメリカザイフリボクの実が赤くなってくると、ノイバラの実と似たような印象になる。ノイバラよりは丸く大きく、1センチほどになるらしい。
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