Yellow Roof 's Museum
2024/09/23
陣ヶ下渓谷公園入口 (陣ヶ下渓谷公園)
陣ヶ下渓谷公園は2004年3月の開園である。陣ヶ下の名は源頼朝の家臣である和田義盛がこの近辺に狩のための陣を張ったことに由来する。
陣ヶ下渓谷公園までの道 (陣ヶ下渓谷公園)
陣ヶ下渓谷公園までは上星川駅からも西谷駅からもさほど距離は変わらない。面積は34,387平方メートルで、35,000平方メートルの長屋門公園とほぼ同じ大きさである。
ハッカの花 (陣ヶ下渓谷公園)
ハッカ(薄荷)は日本原産とも東アジア原産とも言われる。
ハッカの花 (陣ヶ下渓谷公園)
ハッカは湿地や小川の周辺に生える多年草である。主成分はメントールやアセチルメントールで、合成メントールが誕生するまでは日本から世界中に出荷されていた。
陣ヶ下渓谷公園 (陣ヶ下渓谷公園)
横浜に谷戸は多いが、渓谷の名があるのは陣ヶ下渓谷のみである。
陣ヶ下渓谷公園 (陣ヶ下渓谷公園)
環状2号線の陣ヶ下高架橋は渓谷の景観を損ねないために建設されたもの。車の音はほとんど聞こえない。
道標 (陣ヶ下渓谷公園)
下流は帷子川につながっており「市沢川」という名がある。あちこちに湧き水は認められるものの源流は特定されていない。上流は住宅地、南側の丘には西谷浄水場がある。
道標 (陣ヶ下渓谷公園)
渓流 (陣ヶ下渓谷公園)
渓流 (陣ヶ下渓谷公園)
ゴンズイの実 (陣ヶ下渓谷公園)
ゴンズイ(権瑞)は日本原産で、用途がないことから魚のゴンズイと同じ名が付けられたとされる。
ゴンズイの実 (陣ヶ下渓谷公園)
ゴンズイは関東以西に分布するが、中国や朝鮮半島、台湾にも分布している。
ゴンズイの実 (陣ヶ下渓谷公園)
ゴンズイの黒い種は直径5ミリほどで光沢がある。1つの花から袋状の果実が3つでき、1つの果実に種が1つか2つある。
ムサシアブミ (陣ヶ下渓谷公園)
ムサシアブミ(武蔵鐙)は日本固有種で、関東から沖縄に分布する。海岸や谷の川沿いが主な分布域。
ムサシアブミ (陣ヶ下渓谷公園)
ムサシアブミの葉は1株に2つ付き、3枚ずつの小葉に分かれる。小葉といっても1枚が30センチほどある。
アケビの若い実 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
最も家に近い野生下の一株に、ようやくアケビの実を見つけた。長さ6~7センチほどある。
アケビの若い実 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
アケビの栽培では種を植えてから実がつくまでは3年以上かかると言われており、自家受粉で結実しない自家不和合性が高い。アケビ(葉が5枚以上)、ミツバアケビ(葉が3枚)、両種の雑種のゴヨウアケビ(葉が3~5枚)の3種間で結実が可能で、別種とのほうが結実和合性が高い場合がある。
ヤブタバコの蕾 (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
ヤブタバコ(藪煙草)の名は、根本の葉がタバコの葉に似ており、藪に生えるという単純なもの。江戸の初めまでは、花の様子がイノシシの尻に似ていることからイノシリグサ(猪尻草)と呼ばれていたらしい。
ムクゲの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
ムクゲの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
ムクゲも八重咲きのものは受粉しにくいようである。花弁のほとんどは雄しべが変化したもので、この花では雌しべもほぼ花弁化しており、ほとんどバラのように見える。
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