Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/04/03


アメリカザイフリボクの蕾 (川崎市幸区創造のもり)
去年初めて見たアメリカザイフリボクは蕾だった。一年を通じて変化を見てきて、珍しさから抜け出して一歩先へと進むことになる。


ソメイヨシノの花 (川崎市幸区創造のもり)
このソメイヨシノには太い枝から直接芽吹く小さな胴吹き桜がある。2000年に出来た公園で、特徴的な横縞も根本まである若い個体である。桜以外にも胴吹きは見られる。老齢による樹勢の衰えや、枝打ち、病害など様々な環境ストレスで生じるものらしい。しかし、そもそもソメイヨシノには遺伝的には江戸時代の染井村の原木と同じ歳月が刻まれている。胴吹きをよく見かけるようになったのは、接ぎ木でしか増えないクローンの宿命ではなかろうか。


カラシナ (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
「菜の花」は、一般的には食用として栽培されるカラシナとアブラナ、セイヨウアブラナを指す。自分はつい最近まで見分けようとも思わなかった。名だけ知っていたり植物図鑑を見たりするだけでは、現実には区別できないものである。しかし、観察に慣れてしまうと一目で判るようになる。


ケヤキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
経験を重ねて能力や技能を養い、構造的な認識ができてこないとなかなか見分けはつかない。ケヤキの花など気づきもしなかった。ただ歩く時に写真を撮るという思い付きが、世界を変えることになるとは思わなかった。


カツラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
曇天の日の樹木の高枝は、自分の視力では小さな黒いシルエットにしか見えない。望遠レンズを使っても、コントラストやガンマ補正を加え、彩度を深くし、鮮明化してやっとカツラの花と判る。それでも、自分にとってカツラの花は、今年初めて見つけたものである。


カツラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ニュースを読むだけでは、技術の進歩も会話の役に立つだけである。情報や評判と共に自分も流されるだけでは日常は何も変わらない。しかし、木を見上げ、写真を撮り、自分でニュースを書いていると、身近なものが情報源となり、日常も変わり、自分もまた変化し続けることになる。


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