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黄色い屋根の博物館
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アオドウガネ コウチュウ目コガネムシ科 Anomala albopilosa


メマツヨイグサの葉を食べるアオドウガネ (大田区平和の森公園) 2022/08/01
メマツヨイグサの葉を食べているアオドウガネは夕方18時過ぎに見つけたもので、ほぼ食べ尽くしたメマツヨイグサの主脈にしがみついているから目立っていた。見た通り、植物にとっては害虫である。Googleレンズではコガネムシやカナブン、ドウガネブイブイの順に優先度が高い。類似画像に付された言葉を抽出してランキング表示しているため、Googleレンズでの検索結果は決定論ではなく確率論になる。つまり、類似写真に付された単語中にアオドウガネよりもコガネムシやドウガネブイブイの方が多いということを意味している。アオドウガネは尻の先が毛深くて長い毛が密集して生えており、光沢が鈍く色彩も均一ではない。【東京都港区における アオドウガネ成虫の発生状況 第4報】に元々の生息域が記述されているが、子供の頃はこんな尻のコガネムシは見たことがなかった。南から北上してきたようだ。


トウネズミモチの葉を食べるアオドウガネ (大田区平和島公園) 2022/08/05
トイレ棟の前のトウネズミモチにはコガネムシが何匹もたかっていた。葉を食べているようだ。虫食いの葉が多いことには気づいていたが、裏にアゲハチョウの幼虫か何かがいるかもしれないと思って近づいたら何匹もの甲虫が目に入った。おそらくこれまでにも視界に入ってはいたかもしれないが、まったく気付くことはなかった。通り過ぎる植物の1枚の葉すらよく見ていないのに、その葉の上にいる2センチばかりの緑色の甲虫である。葉の裏にはもっとたくさんコガネムシがいるに違いない。


トウネズミモチの葉を食べるアオドウガネ (大田区平和島公園) 2022/08/05
コガネムシは幼虫は根を成虫は葉や茎を食い荒らすので害虫と言われている。胴の丸みや大きさで緑色のコガネムシで済ませていたが、昔よく見たコガネムシは同じ形でもたいてい十円銅貨のような色をしていた。調べてみると沖縄にも生息している南方系の昆虫で、段々と北上してきているらしい。夜行性のようだが、これは曇り空の朝8時前である。コガネムシ科のアオドウガネブイブイともアオドウガネとも呼ばれるこの昆虫は、ここ10年で何十匹と見かけているが、大抵は植物の上ではなく道端に転がって死んでいるものだ。


自宅のドアの前にいたアオドウガネ (横浜市旭区中希望ヶ丘) 2022/09/24
自宅のドアの前にいたアオドウガネを捕まえて、動画を撮って自然に返した。小皿に入れていても一向に落ち着かず動きも速く、腹側を撮ろうと引っくり返すと暴れまわる。動画から静止画を切り取るしかなかった。捕まえた時に尻から臭い液を出し、それがまだ尻のところに付いている。


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