Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2022/08/01


アオサギの羽根干しとハシブトガラス (大田区平和の森公園)
カルガモの親子が止まり木にいたのを見つけて近寄っていくと、3人が熱心に写真を撮っていた。しかし、撮っていたのはカルガモではなくアオサギの方だった。


アオサギの羽根干しとハシブトガラス (大田区平和の森公園)
ひょうたん池の向こう岸に1メートルほどの真っ白い奇怪な物体があった。羽根を広げたアオサギだと認識するまでに何秒か要したのは、石膏の彫像のように見えたからだ。アオサギは陽射しの中で太陽に向かって立っており、羽根を干しているように見える。この写真はまだ鳥らしく見えるが、最初に気づいた時は【20年間で初めて見たという奇妙なアオサギの姿】で紹介された姿勢で鳥に見えなかった。喉を大きく震わせて聞いたこともない声も上げていた。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋)
他にも実がついたアオギリがあるが、それは流通センター駅前の1本で、樹冠なのでスマホの望遠でははっきり撮れない。街路樹のアオギリは頻繁に剪定されるのであまり実を付けないようだ。流通センター駅近くに並んだ8本のうち実を付けたのは1本で、それも頂部にのみ実が生っていた。街路樹用の剪定である。東京都建設局の【街路樹維持管理計画書】を見ると、街路樹の維持管理のための計算式というものがあり、樹種ごとの剪定方法が図解で示されている。東京都では【東京都街路樹管理規程】で樹種が定められており、数年前に見たデータでは都内のアオギリは5千5百本となっていた。


クヌギの樹液に集まるカナブン (大田区平和の森公園)
カナブンとコガネムシは間違えやすいが、どちらもコガネムシ科なので区別しにくい。大雑把に言えば樹液を吸っていればカナブンで、葉や茎を食うのはコガネムシということのようだ。カナブンはコガネムシより特に頭の形が角ばっている。自分にはそのぐらいの判別が関の山かもしれない。写真ではシロテンハナムグリに似たものが多いが、これもコガネムシ科である。シロテンハナムグリもシラホシハナムグリというそっくりな昆虫がいる。この3匹のカナブンはいずれも【東京湾岸の公園に大軍で侵攻する南国の虫、リュウキュウツヤハナムグリ】だと思われる。


ヒマラヤスギ (大田区平和の森公園)


ヨウシュヤマゴボウ (大田区平和の森公園)


ヨウシュヤマゴボウ (大田区平和の森公園)


ホオノキ (大田区平和の森公園)


トウカエデの名札 (大田区平和の森公園)


トウカエデ (大田区平和の森公園)


セイタカアワダチソウセミの抜け殻 (大田区平和の森公園)
この夏はセミが多く、雑草の茎や葉にもよくセミの抜け殻がある。


セイタカアワダチソウセミの抜け殻 (大田区平和の森公園)
この雑草が何か調べてようやくセイタカアワダチソウの葉の特徴を知った。セイタカアワダチソウは他の雑草よりは背が高くなる。セミの抜け殻が葉に付いているが、取り敢えず少しでも高い葉陰を選んだだけだろう。親ゼミは木に卵を産み付けたはずだが、公園の木は伐採されることがある。


メマツヨイグサの葉を食べるアオドウガネ (大田区平和の森公園)
メマツヨイグサの葉を食べているアオドウガネは夕方18時過ぎに見つけたもので、ほぼ食べ尽くしたメマツヨイグサの主脈にしがみついているから目立っていた。見た通り、植物にとっては害虫である。Googleレンズではコガネムシやカナブン、ドウガネブイブイの順に優先度が高い。類似画像に付された言葉を抽出してランキング表示しているため、Googleレンズでの検索結果は決定論ではなく確率論になる。つまり、類似写真に付された単語中にアオドウガネよりもコガネムシやドウガネブイブイの方が多いということを意味している。アオドウガネは尻の先が毛深くて長い毛が密集して生えており、光沢が鈍く色彩も均一ではない。【東京都港区における アオドウガネ成虫の発生状況 第4報】に元々の生息域が記述されているが、子供の頃はこんな尻のコガネムシは見たことがなかった。南から北上してきたようだ。


サルスベリ (大田区平和の森公園)


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