Yellow Roof 's Museum
メマツヨイグサ *帰 フトモモ目アカバナ科 Oenothera biennis
メマツヨイグサ、ヤブガラシ、アキニレ、セイタカアワダチソウ (大田区大和大橋) 2022/06/15
ごちゃごちゃと様々な植物が入り混じって生えているのが雑草というもので、歩きながら見分けようとしても一度に目で捉えられるものは1つ2つぐらいのものである。初めに浮かぶのは見たことがあるかないかといった視覚的な認識パターンである。そのパターンに雑草や緑、ヤブガラシやメマツヨイグサといった名を当てて区別して憶えるということは、認識パターンを固定するということでもある。
メマツヨイグサ (大田区大和大橋) 2022/06/24
大和大橋の歩道上の僅かに溜まった土にも雑草が生える。メマツヨイグサは右岸近くにも左岸近くにも見られ、胸の高さぐらいまでに成長するものもある。
メマツヨイグサ (大田区大和大橋) 2022/07/11
メマツヨイグサは朝方が最も花が開いており夕方には萎んでいるように見えるが、実際には夕方の花が咲き始めで、朝には開ききって散っていく過程にある。
メマツヨイグサの葉を食べるアオドウガネ (大田区平和の森公園) 2022/08/01
メマツヨイグサの葉を食べているアオドウガネは夕方18時過ぎに見つけたもので、ほぼ食べ尽くしたメマツヨイグサの主脈にしがみついているから目立っていた。見た通り、植物にとっては害虫である。Googleレンズではコガネムシやカナブン、ドウガネブイブイの順に優先度が高い。類似画像に付された言葉を抽出してランキング表示しているため、Googleレンズでの検索結果は決定論ではなく確率論になる。つまり、類似写真に付された単語中にアオドウガネよりもコガネムシやドウガネブイブイの方が多いということを意味している。アオドウガネは尻の先が毛深くて長い毛が密集して生えており、光沢が鈍く色彩も均一ではない。
【東京都港区における アオドウガネ成虫の発生状況 第4報】に元々の生息域が記述されているが、子供の頃はこんな尻のコガネムシは見たことがなかった。南から北上してきたようだ。
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