Yellow Roof 's Museum
イイギリ キントラノオ目ヤナギ科 Idesia polycarpa
イイギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23
昨日あたりから歩道上にイイギリの花がたくさん落ちていて、私服姿の女子高生らしき二人組が立ち止まって空を見上げていた。少々興奮した様子で「カメラを持ってくればよかった」と話すのが聞こえた。
イイギリの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/05/23
自分はここにイイギリの木があることすら知らず、落ちていた花で気が付いた。一番近い枝でも5メートルほど上にあるのでスマホではこの程度にしか写らない。花弁に見えるのは萼片で、基本は雌雄異株だが、時として両性花が付くこともあるようだ。
イイギリの若い実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/06/17
この公園のイイギリの枝は見上げる位置にあり、遠くからは見えない。それにしても赤い実には昨年の秋に気づいてもよさそうなものだが、おそらく毎年豊作というわけでもないのだろう。
イイギリの若い実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/06/17
イイギリ(飯桐)はその葉で飯を包んだことに由来するが、「椅」一文字でイイギリと読む方の由来は不明である。椅子の建材として用いるには柔らかくて耐久性がないので向かないようである。
イイギリの実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/05
イイギリの実は毎日見上げていたが、ようやくほとんど赤く熟してきたようである。毒はないようだが、蛋白で美味しくはないという話である。
イイギリの実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/05
イイギリの実には緑色から赤くならずに黒くなる一方のものがあり、干からびて皮がたるんで見えるものもある。枝によっては2割以上が黒い房になっている。養分が行き渡らずに干からびたり、昆虫や細菌に侵食されて腐っているのか、別の理由があるのか。今のところ原因は不明である。
イイギリの実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/11/12
イイギリの実には手が届かないので、柔らかくなってきているかどうかは判らない。赤を通り過ぎて黒ずんできたようなものもあるので、これ以上は赤くならないかもしれない。
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