Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【日付別索引】 【テーマ別索引】

***< [245] オオシマハイネズ◆[247] オオスカシバ >***

オオシロカラカサタケ


オオシロカラカサタケ (大田区平和島公園) 2021/07/08
1週間ほど曇天や雨模様が続き、久々に陽射しが戻った通勤の朝だった。行きに白いキノコを見つけ、帰りに写真を撮った。たった1枚の写真は白飛びしており、キノコも遠い。自宅に戻ってからGoogleレンズで検索してみると様々な白いキノコが検索結果に挙がってきたが、中でもオオシロカラカサタケという毒キノコの情報が多かった。キノコは5~10センチぐらいの大きさで右方から伸びているクスノキの根に沿うように10本ほど生えていた。そのまま増えもせず大きくもならず、日に日に茶色くボロボロになり1週間程度で消え失せた。


クスノキの根本に生えるオオシロカラカサタケ (大田区平和島公園) 2022/07/21
今年も雨が続いてから1本だけ白いキノコを見つけた。同じような時期に同じような悪天候が続いた日に、昨年と同じクスノキの根方に生えていた。今年は低い手すりを跨いで何枚か接写してみた。もしかすると毎年同じように生えていたのかもしれない。


オオシロカラカサタケ (大田区平和島公園) 2022/07/22
翌朝はキノコの丸かった傘が平らに開いていた。変化が速い。


オオシロカラカサタケ (大田区平和島公園) 2022/07/22
夕方には胞子ができたのかヒダの中が黒っぽくなっていた。これだけ近くで見て写真にとって調べてもカラカサタケに似ているとしか言えない。このキノコは以前と同じように数日後にはボロボロに崩れて消えた。Googleレンズで出てくるのは毒キノコの一覧のようなものだ。食べるつもりで植物を調べる人の割合がどれほどあるか知らないが、自分の経験では山菜が食卓に出てきたのは半世紀ほど前で、山菜採りの実践知識を身に着けた大人が周囲に存在していた。今は知識はネット上に充満しているが、自分で判断できる人は年々減ってきている。


オオシロカラカサタケ (川崎市幸区創造のもり) 2024/10/07
オオシロカラカサタケの幼菌の状態。翌日の朝には傘が開いた状態でどれも花壇の隅に打ち捨てられていた。


オオシロカラカサタケ (川崎市幸区創造のもり) 2024/10/07


オオシロカラカサタケ (川崎市幸区創造のもり) 2024/10/16
まったく同じところにオオシロカラカサタケの幼菌が生えていた。


オオシロカラカサタケ (川崎市幸区創造のもり) 2024/10/16
どういうわけか、オオシロカラカサタケの傘の一部が削ぎ取られていた。確認のためにサンプルを採取したのかもしれない。翌日には全て摘み取られて何もなくなっていた。


***< [245] オオシマハイネズ◆[247] オオスカシバ >***

Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【日付別索引】 【テーマ別索引】