Yellow Roof 's Museum
夢見ヶ崎公園
鳥獣保護区の掲示 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
町中の公園に鳥獣保護区があり、しかもそこに動物園があるというのは珍しい。二俣川の大池公園も鳥獣保護区であり小動物もいるが、ここは60種400点と規模が大きい。
夢見ヶ崎公園遊歩道 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
右の階段が付いているところが直径15m高さ1.8mの円墳、加瀬台2号墳らしい。
川崎市戦没者慰霊塔 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
川崎市戦没者慰霊塔は1960年7月に建てられたもので、高さ17メートルの塔に、明治以降の戦争戦没者と戦災者8167柱が祀られているそうである。
夢見ヶ崎公園 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
夢見ヶ崎公園は昭和25年に開園となった6.6ヘクタールの公園で、丘陵に沿っているので細長い形をしており、長辺は650メートルほどである。
加瀬台古墳群 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
加瀬台古墳群には11基の古墳が確認されている。写真は4世紀後半の白山古墳と7世紀代の第六天古墳のものだが、両古墳とも慶應義塾大学による調査後に開発によって削られて現在では見ることができないとある。
夢見ヶ崎動物公園周辺の古墳群 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
地図の東が新川崎駅のあるJR貨物の新鶴見機関区で、緑に囲まれたところが加瀬台とか加瀬山と呼ばれる丘陵地帯だったところである。現在は丘陵の西側の半分近くと南側が部分的に開発されて、残ったところが夢見ヶ崎公園として保存されているが、見つかった11の古墳のうち4つが湮滅している。
太田道灌公碑 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
太田道灌は最初はこの加瀬山に江戸城を築こうとしていたようだが、天照皇大神宮に参詣した後に見た夢でこの地を諦めたと伝えられている。
加瀬台9号墳の祠 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
加瀬台9号墳は23.5×21.5m、高さ2.7mの円墳ということだが、土盛りのような丸い地形が残されているだけである。登ってみると上は若干均されていて祠が建てられている。もちろん、これは後に鎮護のため造られたものだろう。
了源寺 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
加瀬台古墳群のある加瀬山には、この了源寺の他に、熊野神社、天照皇大神宮、寿福寺がある。
公園事務所 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
夢見ヶ崎動物公園の開演時間は午前9時から午後4時までなので、会社帰りではほとんどの動物舎は締まっており、事務所も締まっている。ただ、動物園として独立しているわけではなく夢見ヶ崎公園の一部であり、はっきりした境界もなく入場料を払うところもない。
公園事務所 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
昨年はクラウドファンディングによって医療機器を一新したそうである。
天照皇大神 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
天照皇大神の社は直径27mの加瀬台7号墳の上に元弘年間に建てられたものである。室町時代後期に江戸城築上のために太田道灌はこの地を二度訪れている。最初に訪れた時に、一羽の鷲に自分の兜を持ち去られる不吉な夢を見て諦めようとしたが、再び天照皇大神に参籠した際に東北の空天に丹頂が舞う夢を見て、江戸城はここではなく東北の地に建てることにしたと云う。これがこの地が夢見ヶ崎と呼ばれるようになった所以でもある。
山吹の花と加瀬山 (夢見ヶ崎公園) 2023/06/19
この地は元々は加瀬山と呼ばれており、鎌倉時代中期頃に加瀬左近資親が築いた加瀬城跡も史跡として残っている。太田道灌の逸話として有名な山吹の里がどこにあるかは諸説あるが、この加瀬山も名乗りを挙げている。「幸区は、2012年8月1日に山吹を区の花として制定しました」とある。
Yellow Roof 's Museum