Yellow Roof 's Museum
2022/07/05
蓮池 (大田区平和の森公園)
ハスには微かな芳香がある。集まってくる小さな虫を狙ってか、シオカラトンボが目まぐるしく飛び回っている。シオカラトンボは速くて写らないが、ホバリングするクマバチは写っていた。
アオギリの樹皮 (流通センター駅前)
アオギリの名は樹皮の蒼さから来ている。もちろん青ではなく緑色である。アオギリの樹皮は滑らかで木目が細かく薄いために葉緑体の緑が透けて見える。
クスノキの葉 (大田区東海)
大風で千切れたクスノキの葉を拾って写真を撮った。クスノキの葉は揉んでみると樟脳の臭いがする。小学館の『葉で見分ける樹木』(林将之著)によると、クスノキ科の葉は根元近くでくっきり三叉に分かれている葉脈が特徴だが、それだけだと同じ科のシロダモやヤブニッケイと区別しにくい。その三行脈に小さな膨らみが2つあるのがクスノキで、ダニが住んでいることもあるのでダニ小屋とかダニ部屋とかいうらしいが、それも無いことがある。葉の縁が波打つことが多いのもクスノキの特徴とある。このダニ室には樹液を吸う植物性のダニが比較的多く、クスノキは植物性のダニをエサに肉食性のダニをおびき寄せて身を守ってもらう共生関係があるらしい。形状の方はそのうち見慣れてくるはずだ。根元がくっきり3つに分かれて周りが波打っていればクスノキの可能性は高い。
スロープ (大田区平和島公園)
平和の森公園の方がクスノキの数は多いかもしれないが、平和島公園のクスノキ並木は200メートル以上続いている。
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