Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2022/07/06


公園の土留めの交換工事 (大田区平和の森公園)
環七と公園の間には隙間があり立入禁止になっている。時おり作業服は見かける。橋脚設備や電気設備、排水設備の点検や補修、保全作業をする人たちである。風が吹けば枯葉や千切れた雑草が橋脚設備の隙間に入り込み、雨が降れば土砂と一緒に草木が通路に流れ込んで排水設備を詰まらせる。設備近くは雑草の刈り込みが頻繁に行われているが、保全作業は果てしない掃除である。倒木や地崩れで都大橋が損傷しないように、公園の斜面の下には分厚い土留めの石垣があり、水色の鉄柵も頑健な構造のようだ。鉄柵は石垣に据え付けられているだけではなく、斜面に打ち込んだ杭から伸びた鉄パイプで補強されている。そこに何やら穴が掘られていた。写真を撮ってみると、奥の石垣に寄せてある黒い棒状の束が何かはよく見えないが、公園の石垣に沿って1メートル間隔ほどで穴があり、バケツと穴掘り器が転がっている。穴掘り器はバケツで先が隠れているが、杭打ちに使う仙吉の複式ショベルだろう。


ハスキムネクマバチ (大田区平和の森公園)
ハスの花にはクマバチ(キムネクマバチ)が寄ってくる。クマバチは5種ほどしかなく、最も多いのがキムネクマバチである。夏が近づくといつもの時間にいつもの場所でホバリングしているクマバチを見かけるが、空中停止していたり人に向かってくるのは大概オスらしい。メスの方は花を目指して飛ぶだけなので、花の蜜を吸っているメスを刺激しない限りは刺されることは滅多になく、自分もクマバチに刺された経験はない。


カンナ (大田区平和島公園)


カンナ (大田区平和島公園)


アベリアジャコウアゲハ (大田区平和島公園)
アベリアの木の周りをよくアゲハが飛んでいるので何度も写そうと思って失敗している。もっともこの時はジャコウアゲハの名すら知らずクロアゲハだと思って撮っている。


クスノキの若い実 (平和島第2歩道橋)
クスノキの花が段々と少なくなってきたように思っていたが、よくよく見ると受粉した実が着々と膨らんできているところだった。


ポプラの名札 (大田区平和島公園)


ポプラ (大田区平和島公園)


ポプラ (大田区平和島公園)


タカノハススキ (大田区平和島公園)


ポプラ (大田区平和島公園)


コムラサキの花 (大田区平和島公園)
ここにはムラサキシキブの名札が立っており、自分もそう思っていた。けれども別のところでまっすぐ上に枝を伸ばす木を見つけて調べてみると、それがムラサキシキブであり、これはコムラサキ(コシキブ)である。


コムラサキの花 (大田区平和島公園)
コムラサキは鋸歯が葉の半分までであり、葉柄と花柄の間が少し離れており、何より枝が垂れ下がる傾向がある。


ボタン (大田区平和島公園)


ボタン (大田区平和島公園)


ホタルブクロ (大田区平和島公園)


ホタルブクロ (大田区平和島公園)


ホタルブクロ (大田区平和島公園)


サザンカに留まるジャコウアゲハ (大田区平和島公園)


サザンカに留まるジャコウアゲハ (大田区平和島公園)


サザンカに留まるジャコウアゲハ (大田区平和島公園)
ジャコウアゲハはただ羽根を休めているわけではなく、虫に食われたサザンカの葉から樹液を吸っているように見える。


キキョウの花と蕾 (大田区平和島公園)


キキョウの花と果実 (大田区平和島公園)


イソギク (大田区平和島公園)


タマシダ (大田区平和島公園)


タマシダ (大田区平和島公園)


シモツケ (大田区平和島公園)
シモツケはユキヤナギの花が終わる5月頃から咲き始める。同じシモツケ属のユキヤナギとは花で見分けは付くが、葉はシモツキのほうが一周り大きいだけでユキヤナギとほぼ相似形である。つまりは今後も見間違いの可能性がある。


シモツケ (大田区平和島公園)
ユキヤナギはバラ科で、APG以前はシモツケ属として分類されていたユキヤナギとシモツケの葉の形状はよく似ており、共に互生葉序である。


ハゼノキ (大田区平和島公園)


トサミズキ (大田区平和の森公園)


トサミズキ (大田区平和の森公園)
この葉だけのトサミズキの写真はたくさんある。何度も撮ったのは、緩やかな坂道に池に浮かぶ水草のように水平に並んだ葉が平衡感覚をおかしくさせるからである。もっとも、歩道沿いのトサミズキはしばしば剪定されるので、横に張り出す自然樹形のものはあまりない。


トベラ (大田区平和の森公園)
トベラの別名トビラノキは節分に葉や枝、板などを扉に挟んだり、玄関に掲げて厄除けをする風習から来ているという。その臭気が鬼を追い払う効果があるとされた。トビラノキが転訛してトベラとなったらしい。厄除けには臭気のあるものや尖ったもの、燃える音などが良いとされ、ヒイラギの葉やイワシやボラの頭を焼いたものなどを玄関先に括り付けたりする地域もあるようだ。もっとも、節分のトビラノキの風習どころか恵方巻きも知らなかった。毎年「福は内、鬼は外」と豆を巻いていたのも子供頃のことだ。


トベラ (大田区平和の森公園)


ソメイヨシノ (大田区平和の森公園)


ベンチから眺める自然観察園 (大田区平和の森公園)
通勤路から1分と離れていないところにハスが花開き、アメンボもいればカメやカエルもいる。しかし、行きも帰りも公園に寄るのは1000人に1人程度だろう。自分もつい最近まではその群れの中に紛れていた。


自然観察園の野良猫 (大田区平和の森公園)
近頃の猫には観察されるばかりだ。こちらが遠慮しながら看板に目を通さねばならない。「この自然観察園は、 水生植物を中心とした自然形態であり、公園利用者が水生植物や昆虫を観察しながら楽しむことのできる水辺空間であります。また、水生植物に池水の栄養成分を吸収させることにより水質の浄化を図っています。」


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