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アオギリ (ケナシアオギリ) アオイ目アオイ科 Firmiana simplex


駅前のアオギリ並木 (流通センター駅前) 2022/06/08
環七沿いの街路樹の名札を繰り返し見ているうちにアオギリの名を憶えた。特に調べたわけでもなく、樹皮が青いからアオギリなのだろうぐらいに想像していただけである。


アオギリの幼木の葉 (大田区平和の森公園) 2022/06/15
アオギリの葉は幼木でも15センチ以上の大きさにはなる。


フヨウ、アオギリ、ユキヤナギトウジュロサザンカ (大田区大和大橋) 2022/06/15
大和大橋のアプローチにはアオギリが植わっているが、意図的なのか同じアオイ科のフヨウやムクゲも植わっている。


アオギリの葉 (大田区大和大橋) 2022/06/15
アオギリの葉は葉柄を含め50センチに達するものもある。


アオギリの切株 (流通センター駅前) 2022/06/20
アオギリの切株に碁盤の目状にチェーンソーを入れてある。これは除草剤などをよく浸透させるための措置のはずだが、現実に新枝を伸ばして新芽が生えている。環七沿いに9本並んだうち真ん中の1本で、倒木の可能性があったか、落枝でもしたのかもしれない。


アオギリの葉 (大田区大和大橋) 2022/06/20
アオギリの葉は下から仰ぐと太い葉脈が傘の骨のように張っているが、厚みはそれほどではない。


植込みのアオギリ (大田区大和大橋) 2022/06/24
アオギリは雌雄同株だが、低く剪定されていれば花は付けないらしい。この辺のアオギリの街路樹では自分が花を見たのは他よりいくぶんか背の高い1本だけで、それも数年前のことになる。


アオギリ、フヨウユキヤナギの葉 (大田区大和大橋) 2022/06/24


駅前のアオギリ並木 (流通センター駅前) 2022/06/24
平和島駅から並んでいた数十本のアオギリは前年までにほとんど撤去されており植込みも埋められている。現在は環七の流通センター駅前に8本のアオギリと1本の切株が残るだけである。


アオギリの名札 (流通センター駅前) 2022/06/27
アオギリの名札にはFirmiana simplex W.F.Wightと命名者まで入った学名が書かれている。なお、アオギリ科は現在主流の分類体系にはない。アオイ科に纏められたわけではなく、アオギリ科が多系統に亘っていたことが判明したためだそうだ。学名は変更されないが、科分類はDNA分析によって現在も刻々と変更されている。


首都高羽田線のアオギリ並木 (平和島第2歩道橋) 2022/06/27
環七のアオギリはずいぶん減ったが、第一京浜や首都高羽田線沿いにはアオギリ並木が残る。


アオギリ (大田区平和の森公園) 2022/06/27


アオギリの樹皮 (流通センター駅前) 2022/07/05
アオギリの名は樹皮の蒼さから来ている。もちろん青ではなく緑色である。アオギリの樹皮は滑らかで木目が細かく薄いために葉緑体の緑が透けて見える。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋) 2022/07/19
歩道橋から見下ろすアオギリの樹冠に花だか実だかが付いている。通勤路の途中には6本の道路を横切るために250メートルほどの長さの平和島第2歩道橋がある。そこからは道路の中央帯の植物や緑地の植物を見下ろすことができる。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋) 2022/07/19
平和島第2歩道橋の下は東京都建設局管理下の緑地で遊歩道らしきものもない。たまには除草されるが公園よりは野放しで、植樹されたものもあれば野生化したものもある。アオギリの実は初めてはっきりと見た。よく剪定される街路樹のアオギリはほぼ花も実も付かない。


アオギリのナンバープレート (流通センター駅前) 2022/07/19
樹木番号プレートは地区番号+通し番号である。Aはアオギリの略だろう。交差点から7番目の木に末尾「07」が振られている。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋) 2022/07/29
このアオギリは公園の中ではない。一般人が入らない立体交差の緑地で野生化したものだろう。歩道橋の真下に近く端に寄らないと見えない。しかも5メートルは下にあり、歩道橋には人通りもあるので写真が撮りづらい。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋) 2022/08/01
他にも実がついたアオギリがあるが、それは流通センター駅前の1本で、樹冠なのでスマホの望遠でははっきり撮れない。街路樹のアオギリは頻繁に剪定されるのであまり実を付けないようだ。流通センター駅近くに並んだ8本のうち実を付けたのは1本で、それも頂部にのみ実が生っていた。街路樹用の剪定である。東京都建設局の【街路樹維持管理計画書】を見ると、街路樹の維持管理のための計算式というものがあり、樹種ごとの剪定方法が図解で示されている。東京都では【東京都街路樹管理規程】で樹種が定められており、数年前に見たデータでは都内のアオギリは5千5百本となっていた。


フヨウの花とアオギリ (大田区大和大橋) 2022/08/04
大和大橋へのアプローチにはいくつもの植込み区画がある。信号待ちの間に眺めたり近づいたりすることもあるが、もっぱら信号機を見るから花が咲いていることに気づくのは偶然だ。これまではいつから咲いていたのかと思うぐらいで何の花か調べるようなことは稀だった。フヨウの名も2~3年前に調べてこれがそうかと知ったぐらいである。


歩道橋の下で成長したアオギリ (大田区平和の森公園) 2022/08/12
環七沿いの歩道橋の下から顔を出したアオギリの樹皮はこれまでになく緑色が濃い。そもそも葉と同じように樹皮にも葉緑体は存在しており、アオギリは比較的薄皮なので緑色に見えるそうである。【幹は光合成をするか】によれば光が通れば光合成が行われている可能性はある。おそらくこのアオギリは劣悪な環境下で少しでも必要な養分を得るために幹でも養分を合成しているものと思われる。


アオギリの実 (平和島第2歩道橋) 2022/08/24
歩道橋の下のアオギリは柵の間から撮るしかない。行きは真横でないと別の葉で隠れており、帰りには柵に接近して見下ろさなければ見えない。撮り損ねているうちに果実の殻は茶色く変色しており、丸い実はよく見えなくなっていた。


アオギリ (帷子川遊歩道) 2022/10/29
地元でやっとアオギリを見つけた。つまらぬことでも自分にとっては発見であり、観察力が増した証拠である。この木は今まで通ったことがなかった帷子川親水緑道の脇道に生えていた。


アオギリの紅葉 (大田区平和島公園) 2022/11/15


アオギリの幼木 (流通センター駅前) 2022/11/18


アオギリの枯葉 (平和島第2歩道橋) 2022/11/25
果実の写真を撮ることができたアオギリの木は既に枯葉しか付けていないように見えるが、枝先には冬芽が膨らんできている。


アオギリの紅葉 (流通センター駅前) 2022/11/30


アオギリの切株 (大田区大和大橋) 2023/03/31
アオギリの切株に刻まれた碁盤の目にアラカシの実が嵌まっている。


アオギリの冬芽 (平和島第2歩道橋) 2023/04/04


アオギリの冬芽 (平和島第2歩道橋) 2023/04/04


アオギリの冬芽 (平和島第2歩道橋) 2023/04/11


アオギリの新芽 (大田区平和の森公園) 2023/04/18


アオギリの若葉 (平和島第2歩道橋) 2023/04/21


アオギリの新枝 (大田区大森本町) 2023/05/09


アオギリの新枝 (大田区大森本町) 2023/05/09


アオギリの蕾 (平和島第2歩道橋) 2023/05/09


アオギリの切株 (流通センター駅前) 2023/05/29
切り口にアラカシの実を挟み込んだままのアオギリの切株から今年もまた新枝が生えた。


アオギリの切株 (流通センター駅前) 2023/05/29


アオギリの蕾 (大田区平和島公園) 2023/05/30


アオギリの蕾 (大田区平和島公園) 2023/05/31


アオギリの若葉 (帷子川遊歩道) 2025/04/19


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