Yellow Roof 's Museum
2023/05/29
アジサイの花 (大田区平和島公園)
アジサイの装飾花を掻き分けると中に小さな真花がある。気象庁の
【生物季節観測の情報】では、あじさいは「標本木の装飾花が集まって球状に開く中にある真の花が2~3輪咲いた日を開花日とする」とある。東京の標本木は北の丸公園、横浜は横浜地方気象台にある。
テッポウユリの花 (大田区平和島公園)
花粉の1粒1粒は単細胞で、雨などを吸って膨張すると破裂して内容物が溢れ出すことがある。
テッポウユリの花 (大田区平和島公園)
花粉の色素はカロテノイドとフラボノイドが主成分だが、細胞壁などの繊維質はタンパク質のペクチン類で、空中を漂う花粉などではこのペクチンが車の塗装剤などに侵食してシミを作ったりもするようだ。塗装剤の中に入り込んだペクチンは洗車では落ちず、乾けば縮んで塗装剤を引っ張るのでこれが微細なシミのようになる。夏まで待てば高温になるのでタンパク質は分解されてしまうが、それを待てない人は湯を掛けたりドライヤーを使って熱分解させたりする。
アジサイの花 (大田区平和島公園)
八重の装飾花に5センチはある長い花梗が付いている。写真では花梗の途中に葉が付いているように見えるが、別の枝である。
アオギリの切株 (流通センター駅前)
切り口にアラカシの実を挟み込んだままのアオギリの切株から今年もまた新枝が生えた。
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