Yellow Roof 's Museum
ナンテン *帰 キンポウゲ目メギ科 Nandina domestica
ナンテンの花 (大田区平和の森公園) 2022/06/21
ナンテンの花の時期の写真はあまり無い。いずれもナンテンに気づかず撮ったものだ。1つは平和の森公園の碑を撮った写真に映り込んだナンテンの花で、「背景ぼかし」設定に気づかずに看板の字まで飛んでいる。編集機能は切り離して欲しいものだ。
ナンテンに絡みついたオニドコロ (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2022/06/25
地元で撮ったオニドコロの写真を見返していると、たまたまナンテンの花が写り込んだものを見つけた。現実に自分の目で識別できる能力が低いうちは見逃しや間違いが多くなっても仕方がない。それも試行錯誤であり、実践を重ねていくしかないだろう。
公園の碑と「なんてん」の名札 (大田区平和の森公園) 2022/07/07
これは公園の碑を撮り直した写真からトリミングしたものだが、ナンテンの白い花は見えず花柄が残っているのみである。ナンテンの名札の下のハゼランも跡形もないように見える。
ナンテンの実 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2022/07/17
これはナンテンの花が散って間もない状態である。
ナンテンとキンモクセイ (大田区平和の森公園) 2022/09/28
キンモクセイが開花したのは9月27日だった。近くの「なんてん」に近寄ったのは気まぐれで、その時に初めてナンテンの青い実に気が付いた。つまり、この時に初めて現実のナンテンを意識的に見た。翌日の朝に動画を撮った。人通りが多いところでは動画で撮ることがある。歩きながらでも動画には焦点が合う瞬間があるからだ。もっとも、それは撮影に慣れていなかった時の話で、近頃は静物に対してはもっぱら静止画で撮る。
ナンテンの青い実と名札 (大田区平和の森公園) 2022/09/29
これは動画から切り取った静止画で、葉とは別の花柄にナンテンの青い実が生っていることが分かる。
ナンテンとハゼラン (大田区平和の森公園) 2022/09/29
動画から再発見したことだが、7月に除草されたハゼランが復活して花や実を付けていた。
ナンテンの実とキンモクセイの花 (大田区平和の森公園) 2022/09/29
その翌日にはもう少しナンテンの前で滞留して再度撮った。実例として両日ともYouTubeに挙げておく。YouTubeでは画質を上げて再生速度を下げれば細かいところが確認できる。
ナンテンの青い実 (大田区平和の森公園) 2022/09/29
ナンテンの実を意識的に探しているうちに平和の森公園のあちこちに生えたナンテンに気づくようになった。今まで見えなかったのが不思議だが、雑踏の中に知り合いを見つけるのと同じことかもしれない。ナンテンという知り合いができれば、雑草と雑木の中でも際立って見えるようになる。
色づき始めたナンテンの実 (大田区平和島公園) 2022/10/12
ナンテンの実は緑から白っぽい黄色に変わり、やがて赤みを増していく。色素は葉にも含まれるアントシアニン類だろうが、ナンテンの果実や樹皮には様々な化学物質が含まれており、それぞれ薬効が知られている。富山大学和漢医薬学総合研究所の
【南天実(なんてんじつ)】に詳しい情報がある。
ナンテンの実 (大田区平和島公園) 2022/10/21
ナンテンを常緑低木とする情報と草本植物とする情報がある。例えば、公益社団法人日本薬学会の
【ナンテン】の説明には「木本性のように見えますが,これは茎が木質化しているからであって,実は常緑の草本植物」とある。植物学的には本質的に木と草に違いはないようだ。森林・林業学習感の
【木と草の違い】に簡便な説明がある。
ほとんど結実していないナンテンの花柄 (帷子川遊歩道) 2022/10/22
帷子川沿いには結実していないナンテンも多々あった。これは花は咲かせたものの花粉を媒介する昆虫が少なかったためかもしれない。あるいは単純に日陰のナンテンしか目に入らなかっただけだろう。ただ、平塚市博物館の
【湘南の種子植物 (メギ科)】によればメギ科は西日本には自生するが湘南では「稀」となっている。自分が見ものもほとんどは庭木か公園などの植栽で、雑草などと一緒に林の中に野生化しているものは稀である。
ナンテン (大田区平和の森公園) 2022/11/07
平和の森公園の名札付きのナンテンは実は少ない。これまで気が付かなかったのは、単に目立たなかったからかもしれない。赤くなったらすぐ鳥に食われて無くなってしまうかとも思ったが、そんな様子はない。
ナンテンの実 (大田区平和島公園) 2022/11/09
自分が知っている果実の毒成分にはもう一つ解釈がある。それは時間が経つと時限爆弾のように腹を下す成分が効いてきて未消化の下痢便、つまりは種が栄養分と共に地面に撒かれる仕組みというものもある。
ナンテンの実 (大田区平和島公園) 2022/11/09
どうして鳥たちに食われてすぐに実が無くならないのだろう。南天のど飴のホームページには
【「南天」って何?】というナンテンの歴史的かつ科学的解説がある。果実には多くは口にできない程度の毒成分があり、少しずつ様々な鳥に食われるので様々な土地に運ばれることになるという見解が載っている。
ナンテンの実 (大田区平和の森公園) 2022/11/15
植物の毒性も動物の耐性も様々であり、相性のいい相手が見つかるとは限らない。まったく食われずに萎んでいく果実もあれば、種まで消化される果実もある。相手を死に至らしめて、そこから芽を出す果実もあるだろう。
ナンテンの実 (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2022/11/19
おそらくは園芸種のアカナンテンだと思うが、鶴ヶ峰駅から帷子川親水緑道への道端にある。通常のナンテンと比べると葉がかなり小さく、葉の縁も赤く染まっている。
ナンテンの実 (帷子川遊歩道) 2022/11/19
帷子川沿いに日当たりのいいところを選んで歩くと、たわわに実ったナンテンをいくつも見つけた。
ナンテン (横浜市旭区今宿南町) 2022/11/26
これはアカナンテンかもしれない。葉の縁から紅葉するようだ。
ナンテンの実 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2022/12/04
アカナンテンのサンゴのような花柄はまだまだこれから実を膨らませるものがありそうに見える。改めて調べてみると2月ごろまでは実を付けるらしい。
白いナンテンの実 (大田区平和の森公園) 2022/12/07
平和の森公園には白いナンテンの実もあって、そのうち赤くなるものと思っていた。
白いナンテンの実 (大田区平和の森公園) 2022/12/07
真っ白い実の中には赤くはならず茶色にくすんでいくものがある。どうやらそういうものはシロナンテンという園芸種らしい。
碑のナンテン (大田区平和の森公園) 2022/12/20
平和の森公園入口の「なんてん」は11月中頃から実が見えなくなっていた。
ナンテンの実 (大田区平和の森公園) 2022/12/20
改めて探してみると通勤路側ではなく反対側や中の方の見えにくいところに実が付いていて、立ち止まって覗き込まなければ見えない。通勤路に面したところではそこしかナンテンはなく、毎年同様なら赤い実に気づかなくて当たり前かもしれない。もっとも、一度実を付けた枝は2~3年は花が咲かないことがあるようで翌年は剪定しておいたほうがいいそうだ。
ノシランの実、ナンテン、スイセン、ツワブキ (大田区平和島公園) 2023/02/03
ノシランは平和島公園ではここだけに纏まって繁茂している。紅葉しているナンテンは実を付けたことがなく、おそらくオタフクナンテンかと思われる。
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