Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/14


ハクモクレンの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
毎週撮り溜めた写真や動画を一つずつ、実家のテレビで大写しにするのが恒例行事になっている。「モクレンの蕾」と教えると、「毛が生えてる」と前のめりに見入っている。撮った本人より愉しみにしているのは母かもしれない。「寒いからね」と言うと、膝を叩いて振り返る。声を立てずに笑っている。


ハクモクレンの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
毎年見ているだけで判ってくることは無数にある。しかし、いくら言葉を重ねても、たった一枚の写真すら再現できない。実家の窓から見えるハクモクレンは咲き始めており、「あれはすぐ花が終わるよね」と母が言う。植物の名前すら要らない。そう思う瞬間がある。


ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
公園の一本の桃の木だけ開花が進んでいた。毎朝のようにスマホやカメラを向ける人を見かける。会社に行くついで、犬の散歩のついで、井戸端会議のついで、もちろん、近所で聞いて見に来た人もいるだろう。自分は開花から何日か遅れて写真を撮る。


ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
この日は最低気温9℃で風速10メートルm/s。晴れてはいても風があれば体感温度は低くなる。たいていの動植物と同様に寒さは人の活動を低下させ、それは公園内の人数にも表れる。自分は人が少ない分だけ、注意力が削がれず観察に集中できる。


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