Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/15


鶴ヶ峰連続立体交差事業 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
手書きで数字を記した黄色いテープが樹木に留めてある。個々の位置を記録しているのだろう。工事の進捗によっては撤去するのかもしれない。工事が済めば元に戻すのだろうか。それとも、どこかに移設する協議か、処分費の検討のためかもしれない。


旭土木事務所の掲示板 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
横浜市の土木事務所による掲示は、告知を除けば、禁止や警告といった性格のものが多い。それが川崎市の道路公園センターの理解と協力を求めるような掲示の性格と異なるところである。文責の旭土木事務所に「旭区」や「横浜」を冠していると公共性が強調されるが、連絡先は変わらない。


帷子川親水緑道 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
帷子川親水緑道は、帷子川の改修の際に原型の川と谷戸の景観を残すために1988年に設置された公園である。1971年に発足した横浜市役所の都市デザイン室による設計で、池を中心とした日本庭園の一画も含めて、2008年に都市景観大賞に選ばれている。赤土の急斜面と旧川周辺は昔日の印象と変わらないが、そこは今、鶴ヶ峰駅を地下に移動するため工事中である。


エナガ (横浜市旭区帷子川親水緑道)
エナガを5~6羽見つけて立ち止まると、たちまち2羽になり、1羽になった。スズメより小さく、ズームしていくとピントはコブシの枝からゆっくりとエナガの尾羽根に移っていった。冬芽ではなく枝を啄いている。巣の材料にするコケ集めだろうか。


旭土木事務所の掲示板 (横浜市旭区帷子川)
「誰も読まない」と母が言う。「入れないようにすればいい」と先読みもする。自分は「鍵が掛けてある」と、南京錠をズームして見せる。掲示板には柵を越えて川岸に降りようとする人への注意と警告がある。この写真を撮ったのは入ろうとしたからでもなく、誰かに伝えるためでもない。通りがかりの掲示板は巷のニュースではなく現実で、川を見下ろして立入禁止の理由を自分で確認することが出来る。


旭土木事務所の掲示板 (横浜市旭区帷子川)
掲示板には旭土木事務所と河川管理課の名がある。川の断面図の水位等が記されていたところには、横浜市道路局の掲示物が貼られている。河川工事が継続中なので基準水位が変わるのだろう。この写真からでもQRコードは読み取れる。リンク先は横浜市水防災情報サイトで、市内の河川のリアルタイムの水位が確認できる。


シジュウカラ (横浜市旭区帷子川)
川面を横切って4~5メートル先の地面に舞い降りたのは2羽のシジュウカラである。跳ね回る鳥を60倍ズームで追ったが、9枚中1枚しかまともに撮れなかった。動画選択の方がレンズを向けるだけで済み、後で画像の切り取りもできるが、動いているものをシャッターで捉える技能を磨けば動画の画角も安定してくる。これは撮り続けていないと気づかず磨かれもしない技能で、撮らなくなれば減衰していく技能でもある。


旭警察署の掲示板 (横浜市旭区帷子川)
旭警察署の掲示物は、自動車や電化製品といった廃棄物を赤丸で囲んで斜線を引いたもので、左右に逃げる影法師に「犯罪」の赤文字がある。「法人の場合3億円以下の罰金」と明記されている。


旭土木事務所の掲示板 (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
500メートル内で見かける掲示板は数多く、全部撮ろうとすれば遅々として進まなくなる。旭土木事務所は「公園内での、自転車・スケートボードでの遊びは禁止します」と提言できる機関である。


ヤドリギ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
ケヤキの大木の枝に絡まったように見える球形の影はヤドリギである。一昨年の暮れに見つけていたが、その時にはスマホしか持っていなかった。


ヤドリギ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
公園には自分の他に若い女性が一人いるだけである。鎧橋商店街に続く石段に座ったまま、たぶんスマホに見入っている。自分が立っているのは、鎧橋の下を流れていた帷子川の跡である。水のない川底に立って、カメラを空に向けてシャッターを推している。鎧橋商店街は、いつからか鶴ヶ峰商店街と名を変えた。


ヤドリギ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
引きの写真で鳥の巣ではないと気づき、寄りの写真で葉が厚いと言ったのは母である。専門知識は持っていない。しかし、見るたび識別に磨きが掛かる。それは自分も同じである。ヤドリギは宿主から水分と養分を吸収する。ただ、枝先までの供給はたびたび滞る。そのため葉の中に水や養分を溜め込む。


畠山重忠公碑ヤダケ (横浜市旭区畠山重忠公碑)
北条の軍勢と戦い、矢に当たって42歳の生涯を閉じた武将の史跡である。鎌倉時代から残っているものは、歴史と地名ぐらいのものだろう。「このさかさ矢竹も昭和四十年代の中頃までは、現在の旭区役所北東側の土手一面に繁っていた」と由来にある。景観は変わるもので、時は誰にも止められない。


帷子川(鶴ヶ峰白根地区)改修工事(その2) (横浜市旭区帷子川)
放流した鮎は毎年のように戻ってきて、今では定着している。鮎の生息環境用に設計された疑似岩は、コンクリートやモルタルで作られている。


ダイサギ (横浜市旭区帷子川)
体長は1メートルに達しているかもしれない。今まで見たダイサギの中では最も大きいが、同じ個体の成長を見ているだけかもしれない。ここでダイサギを複数同時に見たことはない。繁殖は別の場所だろう。つまりは、餌場に縄張りがある。


鳥の巣 (横浜市旭区今宿南町)
鳥の巣に気づくようになったのはデジカメを持ち歩くようになってからで、近眼ゆえに遠くは諦めていた。とはいえ、古巣に主はいない。形と材料、そしてどういうところに作るものか気に留めておくぐらいのことしかできない。


鳥の巣 (横浜市旭区今宿南町)
枯れ枝と枯れ草、それにビニール紐が使われている。上部の出入口は、細く割いたビニール紐で括っている。枯れ草はヨシかススキといった茅の類である。茅葺屋根の発明は鳥の方が先だろう。


鳥の巣 (横浜市旭区今宿南町)
茅をビニール紐で固結びして留めてところもある。鳥がそんなことをするものだろうか。


鳥の巣 (横浜市旭区今宿南町)
鳥の巣の全体は、和装で外出する際の編み籠か藁籠に似ている。籠の中に巾着袋が入っているもので、最近ではストロー籠バッグと言うらしい。


ボケの花 (帷子川遊歩道)
蕾の赤が最も濃いから、花は赤から桃色、桃色から段々と白くなる。綺麗かそうでないかしか言わなかった母の見方も、週に一度の写真や動画の披露で段々と変わる。自分はいつ撮ったか、どこで撮ったか伝えるだけで、後は訊かれるままに答えるだけである。


ユキヤナギの花 (帷子川遊歩道)
早咲きのユキヤナギが、今年はまだ満開にならない。


ダイサギ (横浜市旭区帷子川)
手すりの向こうに先程のダイサギが見えた。自分と同様に上流に向かうらしい。羽根の一部が捩れている。これはどこかにぶつかったのかもしれないが、繁殖期前なので換羽だろう。


ユキヤナギの花 (帷子川遊歩道)
花の時期のユキヤナギの葉はごく小さい。その名は葉がヤナギに似ているからというよりは、枝垂れ柳のような枝に雪のような白い花が付くことからとする方が自然だろう。別名のコゴメバナ(小米花)も花が主眼である。学名のSpiraea thunbergiiは葉を主眼としているが、螺旋状の葉から来ている。


コガモのつがい (横浜市旭区帷子川)
コガモは昨年の3月24日までは写真がある。見かけるたびに撮るのは、いついなくなるか判らないからである。コガモは繁殖期が近づくと北の方、東北の山地か北海道の方へと移動する。


コサギ (横浜市旭区帷子川)
コサギの繁殖地は横浜では確認されておらず、近場では寒川町で観測されている。つまり、冬鳥のように帷子川から消えてしまう時期がある。


ユキヤナギの花 (帷子川遊歩道)
ユキヤナギの花柄の基部には小さな葉(苞葉)が付いている。


レンギョウの花 (横浜市旭区帷子川)
レンギョウの花は、傘が小さいので下向き加減に咲いて雨露から花粉を守る。ぶら下がれば余計なエネルギーも使わない。


カンザン剪定 (帷子川遊歩道)
カンザンの剪定跡には塗布剤がプラスチックのように固まっており、樹皮近くからは樹脂が染み出している。


カンザン剪定 (帷子川遊歩道)
塗布剤が塗られていないカンザンがあったはずだが、いつの間にか古い知識が蓋をしていた。現代では自然治癒力が重視されていて、学校の保健室からも赤チンやオキシドールが消えている。


カラミザクラの花 (横浜市旭区今宿南町)
ソメイヨシノはまだだが、カラミザクラの開花は早い。


カラミザクラの花 (横浜市旭区今宿南町)
昨年サクランボが熟したのは4月下旬ごろである。今年は開花が遅いので5月上旬になりそうだ。


ダイサギ (横浜市旭区帷子川)
4時間ほど経って、また同じダイサギを見た。捩れていた羽根は抜け落ちたようである。ダイサギには2つの亜種がある。脚が黄色ければオオダイサギで、もう一つは一回り小さく脚が黒いチュウダイサギである。ただ、個体によっては区別しにくい場合がある。


カンヒザクラの花 (帷子川緑道)
昨年撮った時は咲き始めだった。


カンヒザクラの花 (帷子川緑道)
ピンク色の薔薇が散りばめられたような八重寒緋桜は、あらためて桜がバラ科だと想い起こさせる。葉はなく、花弁は開き切ることがない釣鐘形である。もっとも、日本花の会によれば、「台湾には八重咲で花の開き方が平開形になるタイプがあります」という。


カンヒザクラの花 (帷子川緑道)
財団法人日本花の会は「建設・鉱山機械メーカー「コマツ」の当時の社長、河合良成の提唱により、1962年4月に創立」され、その桜図鑑には401種類の桜の情報が掲載されている。


サンシュユの花 (帷子川緑道)
カンヒザクラの隣にはサンシュユが植えられていて、沿道には他に何本もある。


サンシュユの花 (帷子川緑道)
サンシュユの花も葉より前に咲く。このような鞠状に散らばる花の付き方を散形花序という。


サンシュユの花 (帷子川緑道)
サンシュユの樹皮はうろこ状に剥ける。中は橙色で、若い幹は透けて赤みを帯びて見える。


サンシュユの花 (帷子川緑道)
樹皮自体は褐色で、やがて薄く剥がれ落ちていく。ここの木は若いが、年輪を重ねると灰色を帯びてくる。


ヒヤシンスの花 (帷子川緑道)
ヒヤシンスの花序は総状花序で、花柄が花枝に並んで房になる。散形花序は一箇所から四方八方に花柄を伸ばして鞠状や楕円状になる。


カンヒザクラの花 (帷子川緑道)
買い物帰りにカンヒザクラの花を見直すと、水平に花弁を開いている花もある。台湾産の品種かもしれない。


手すり工事後 (横浜市旭区帷子川)
手すりの交換が終わり、アスファルトも敷き直され、多少道幅も広くなったようである。歩道のインフラ整備によってシルバーカーや歩行器、自転車も走りやすくなる。昔ここは泥道で、そんな道は珍しくもなかった。しかし、舗装路ばかりになると、ジョギングが推奨される世の中になった。たぶん無意識的なバランス感覚で、自分は子どもの頃から長距離を歩くようになり、AIが出てくると自分の脳にテコ入れをするようになった。


手すり工事後 (横浜市旭区帷子川)
手すりの向こうは除伐した跡に防草シートが設置されている。以前も手すりはあったが、夏には歩道にまで様々な野草が迫り出してして歩道が狭くなった。もっとも、自分はその野草を写真に収め、様々な昆虫の営みを撮ってきた。


マンション工事 (帷子川遊歩道)
長らく金澤工業株式会社があったところに、シニア向け分譲マンションの工事が進んでいる。敷地のすぐ裏が総合ディスカウントストア オリンピックである。


マンション工事 (帷子川遊歩道)
目隠しのフラットパネルにマンションの完成予想図があり、役所広司の写真が並んでいる。TVCM中らしい。自分はテレビを持っていないが、先日Amazon Primeで『PERFECT DAYS』(2023年)を観たばかりである。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
人工岩の上にカワウがいる。帷子川で婚姻色のカワウは見たことがないが、これは頭部に少し婚姻色の白い羽根が残るオスである。相模川水系などでは1月頃に繁殖期を迎えるらしいので、帷子川は餌場ということになる。


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