Yellow Roof 's Museum
2025/02/27
シナマンサクの剪定 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
昨年も花の時期に剪定跡があり、散りかけの花や枯葉がある。癒合剤や保護剤を使うのは古い常識になってきているが、剪定の適期は花後から新葉が出る間とされている。ただ、剪定目的は様々である。花付きの悪い枝を見分けての剪定、病害から守るための剪定、若い時期に樹形を整えていく剪定過程、歩道の安全確保…。むろん要らなければ根こそぎ処分される。鎧の渡し緑道のシナマンサクと比べると、この株は花の密度は半分以下で樹高も半分。様々な可能性を持ち、変わることができる若い樹木である。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
これから満開になるカワヅザクラにも咲いている花はある。次々と蕾は膨らむが、花開く季節に新たな花芽が作られることは、桜の場合、まず考えにくい。ほとんどのエネルギーが花を咲かせるために傾注される。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
その年の気象や環境変化、病害などの影響で、夏から秋に形成された桜の花芽が開かないまま保持されることはある。返り咲きなどの異常開花は既にある花芽が何らかの刺激で休眠から目覚めた結果とされている。そうすると、十月桜や四季桜は、花芽の休眠が浅く、気温や環境の変化に敏感に反応する性質を持っているということになる。
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