Yellow Roof 's Museum
カワヅザクラ *栽 バラ目バラ科 Cerasus kanzakura
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/21
昨年この公園でカワヅザクラが咲いているのに気づいたのは18日だった。21日にはほぼ満開だったが、今年はほとんどまだ蕾の状態である。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/21
連休明けの25日には10℃を上回る予報が出ている。たぶん満開になっているだろう。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/21
自然の中を歩き回って写真を撮っているうちに、梅や桜見物といった植物鑑賞が受動的で、視点や創造性から関与の仕方までもが異なることが理解されてくる。写真を見る者と撮る者の違いは、読者と作家、ユーザーとメーカー、修理を依頼する側とされる側と同じ関係性であり、まるで異なる次元の体験を生む。
カワヅザクラの蕾 (横浜市泉区和泉川) 2025/02/23
この蕾がカワヅザクラなのは一昨日確認したばかりだが、2年前にこの辺りで撮ったカワヅザクラの写真とも比較するのは、自分の認識が曖昧で、こんな葉芽と蕾の配分だったか再確認するためである。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27
これから満開になるカワヅザクラにも咲いている花はある。次々と蕾は膨らむが、花開く季節に新たな花芽が作られることは、桜の場合、まず考えにくい。ほとんどのエネルギーが花を咲かせるために傾注される。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/27
その年の気象や環境変化、病害などの影響で、夏から秋に形成された桜の花芽が開かないまま保持されることはある。返り咲きなどの異常開花は既にある花芽が何らかの刺激で休眠から目覚めた結果とされている。そうすると、十月桜や四季桜は、花芽の休眠が浅く、気温や環境の変化に敏感に反応する性質を持っているということになる。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/28
カワヅザクラの蕾が次々と開くと、やがて手毬のような塊になる。そうなれば、小さな葉はほとんど見えなくなる。花が咲くまでの小さな葉は苞葉と呼ばれ、苞葉は花芽を保護する役割を持ち、開花後はその役割を終える。カワヅザクラの場合は同時に通常の大きさの展葉も伸び始め、花が散る頃には大きな葉がすぐに取って代わる。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/03
カワヅザクラは園芸品種ではなく、カンヒザクラとオオシマザクラの自然交雑種である。河津桜の名は、1955年頃に静岡県河津町の河津川のほとりで発見されたからで、野生下で種子から発芽して開花にまで至っている。ただし、交雑種の結実は稀で、撒いた種子が同じ形質を示すとは限らない。現在のカワヅザクラは、接ぎ木や挿し木で増やされたクローンがほとんどである。
カワヅザクラとヒヨドリ (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04
コンデジ19.7倍ズーム。スマホはズボンのポケット。デジカメはリュックの外ボケット。撮る時だけ出して、撮ったら仕舞う。駅から勤め先まで20分。うち散策が5分。通勤電車1本分、家を早く出る。
カワヅザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/03/04
コンデジ23.8倍ズーム。カワヅザクラの花が濃いのは曇天だからで、晴天の日は白っぽく見える。もっとも、その年の気候によっては、含まれるアントシアニンの量が増えて多少は濃い桜色になるかもしれない。
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