Yellow Roof 's Museum
ヤダケ イネ目イネ科 Pseudosasa japonica
ヤダケ (横浜市旭区畠山重忠公碑) 2022/10/22
「さかさ矢竹の由来/鎌倉武士の鑑 畠山重忠公は、この地で僅かの軍兵で、北條勢の大軍と戦って敗れた。公は戦死の直前に「我が心正しかればこの矢にて枝葉を生じ繁茂せよ」と、矢箆二筋を地に突きさした。やがてこの矢が自然に根付き年々二本ずつ生えて茂り続けて「さかさ矢竹」と呼ばれるようになったと伝えられる。/このさかさ矢竹も昭和四十年代の中頃までは、現在の旭区役所北東側の土手一面に繁っていたが、その後すべて消滅してしまった。/この度重忠公没後八百年にあたり、ここにさかさ矢竹を植えて再びその繁茂を期待いたします。/平成十七年六月二十二日/横浜旭ロータリークラブ」
畠山重忠公碑のヤダケ (横浜市旭区畠山重忠公碑) 2022/12/29
ヤダケは矢の材料として武家屋敷に植えられていたと云う。高さは2メートル以上、葉も20センチ以上はある。
ヤダケ (横浜市旭区畠山重忠公碑) 2022/12/29
ササとタケに明確な区別はないとする情報もあるが、3本以上の枝が伸びていればタケでなくササとか、成長しても皮が付いたままだとタケでなくササとすることもある。このヤダケの場合は、成長しても皮が付いたままなのでササということになる。
畠山重忠公碑のヤダケ (横浜市旭区畠山重忠公碑) 2025/03/15
北条の軍勢と戦い、矢に当たって42歳の生涯を閉じた武将の史跡である。鎌倉時代から残っているものは、歴史と地名ぐらいのものだろう。「このさかさ矢竹も昭和四十年代の中頃までは、現在の旭区役所北東側の土手一面に繁っていた」と由来にある。景観は変わるもので、時は誰にも止められない。
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