JavaScript searchbox
Yellow Roof 's Museum
2022/06/28
クワとトウネズミモチ (大田区平和の森公園)
公園入口の「ねずみもち」は左隣のクワの木と枝が交錯しており、行きは混じり合って緑色の茂みにしか見えない。往来の多い狭い歩道からの曲がり角なので注意ももっばら柵や人に向く。帰りには「ねずみもち」全体が目に入るが、通り向かいの消防署や環七通りの車列の方が目に入りやすく、立ち止まれば通行の邪魔になる。ねずみもちという言葉は聞いたことがなく初めは見たこともない植物と思って、名前を憶えるどころか名札の存在すら忘れてしまい、多くの木と同様に通勤風景の中に埋もれていた。
ハスの蕾 (大田区平和の森公園)
ハスの花托は花材としてよく見かけるし、レンコンはもちろんだが、蓮の果実も食用に市販されている。ハスの花が開くのは午前中だけで午後には萎んでしまう。しかも3~4日で散ってしまうようだ。ポンと音を立てて重みのある花びらが開くのは9時頃までらしい。
ハスの花 (大田区平和の森公園)
最初に蕾を見たのは2つだけて、先客の男性がスマホで何枚も撮っていた。通勤途中らしく譲るでもなくすぐに立ち去っていった。自分も遠景と接写を撮って立ち去ろうとすると、自転車で通りがかった小柄な老人がブレーキを踏んで「お、もうすぐ咲くな」と独り言を漏らしていった。満開はもうすぐのようだ。ただ、既に花弁が浮かんでおり花托の状態になったものもある。
「なんてん」の前のハゼラン (大田区平和の森公園)
「なんてん」の前のハゼラン (大田区平和の森公園)
七色の粒の植物を拡大して調べると、どうやらハゼランらしい。これは植込みではなく野生化したもののようだ。
ソヨゴの果実 (大田区平和島公園)
ソヨゴはモチノキ科で、モチノキ科は樹皮から鳥黐(とりもち)が採れることで知られているが、ゴムノキなど粘性のある他の植物からも作られるようだ。とりもちを見たのは幼稚園に通っていた頃の1回限りで、憶えているのは金盥から父親と叔父が棒で絡め取りながら新聞紙に余分な水分を吸わせていた光景で、何の樹液だったかは記憶にない。
ソヨゴの果実 (大田区平和島公園)
同じソヨゴでも車道沿いの日陰の木にはまったく実がついていない。
ウメモドキ (大田区平和島公園)
ウメモドキは平和島公園沿いに何本か名札が掛かったものが植わっているが、どの木も葉が少なく生育状態が悪いと思って大して見てもいなかった。
イヌツゲ (大田区平和島公園)
どういうわけか花や実が付かないと思い込んでいる植物がたくさんある。イヌツゲもその1つで、葉しか記憶になく花や実が付くとは思いも寄らない。
Yellow Roof 's Museum