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黄色い屋根の博物館
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2024/04/28


希望が丘水の森公園クロコノマチョウ (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
4~5メートル先に落葉するかのように舞い降りたのは見たことのないチョウで、枯葉のような色彩と外見を持つこのチョウはタテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のクロコノマチョウである。


希望が丘水の森公園クロコノマチョウ (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
クロコノマチョウは南方系のチョウで、1980年代終盤あたりから神奈川県内で捕獲されるようになった。2000年初頭は湘南や丹沢、箱根などで発生が報告されていたが、現在では横浜市内や東京、埼玉、千葉でも繁殖が確認されている。幼虫はススキやジュズダマといったイネ科でも葉の大きなものを主食とするが、この公園にはジュズダマもある。


希望が丘水の森公園クロコノマチョウ (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
成虫は秋の終わりまで薄暗い林間で朝夕に飛び回ることが多いそうだが、午後1時である。写真を色彩調整してみてもクロコノマチョウで間違いないはずである。


ヘラオモダカの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
これは湧水池の奥のヘラオモダカをビデオカメラの望遠で撮影したものである。スマホの方が解像度は高いが、レンズをいくつも重ねるほどの厚みはなく望遠には自ずと限界がある。


ヘラオモダカの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園)


ヘラオモダカの花 (横浜市旭区希望が丘水の森公園)


長屋門公園カルガモ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
左の尾の縁の白さが際立っている方がカルガモのメスである。初めは2羽とも1メートルほど離れた小橋の下にいたが、メスが食事に出てくるとオスが寄り添うようについてきて岩の上に陣取った。メスが草を食べることに集中している間、オスの方は辺りを警戒しているようである。


長屋門公園カルガモ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
オスが小さく鳴いて注意を引くとメスが振り返った。カルガモはほとんど単独で見かけることはなく、たいてい夫婦か家族と一緒に行動している。


長屋門公園カルガモ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
オスの方は何かに気づいており、メスは食事を中止している。その時は自分が近づきすぎたかと思ったのだが、まったく違っていた。


長屋門公園カルガモ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
オスはメスを誘導して葉陰に隠れて移動するのを見送ると、自らは小橋の方に戻っていった。


長屋門公園カルガモ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
後ろから鳴き声と共に激しい羽音がした。振り返ると、メスを奪いにきた余所者にオスが向かっていくところだった。もっとも、自分には2羽のオスの区別はつかず、この筋書きは逆かもしれない。つまり、メスは争いに巻き込まれまいと逃げ出し、オスは出遅れて橋の下に避難したものの余所者に追い出された。


ホメリアの花 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
ホメリアは南アフリカ原産で、種または分球で繁殖する。高さ50センチ、花は5センチほどである。園芸ルートで売っており、育て方なども見つかりはするが、学術的な情報はなぜか見つからない。


ホメリアの花 (横浜市瀬谷区長屋門公園)


ホメリアの花 (横浜市瀬谷区長屋門公園)


ハアザミの蕾 (中希望が丘第二公園)
キツネノマゴ科ハアザミ属は地中間沿岸原産で、花は6月頃になる。和名のハアザミ(葉薊)よりアカンサスの名で識られており、ギリシアの国花でもある。1メートルほどにもなる葉は意匠として紀元前5世紀頃のギリシア建築コリント様式の柱頭に用いられ、その後ルネッサンス期に家具や絵画などにアカンサス模様として用いられるようになり、現在でもヨーロッパの代表的なデザインの一つである。


ハアザミの蕾 (中希望が丘第二公園)
ハアザミは近場では観音崎自然博物館の前庭に植えられたものが野生化しているという情報も見られるが、今のところ自分は公園の植栽としてしか見かけていない。


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