Yellow Roof 's Museum
2024/05/06
ブラシノキの花 (横浜市旭区今宿南町)
ブラシノキは英語でそのまま“bottlebrush”(瓶の刷毛)で、長く伸びているのは雄蕊である。和名としてはキンポウジュ(錦宝樹)やハナマキ(花巻)があり、明治期に移入されている。園芸品種が多数あり、日本で主に流通しているものはキンポウジュ系とシダレハナマキ系だが、これは枝垂れているようには見えない。
ジョウカイボン (帷子川遊歩道)
ジョウカイボンは、4日前に初めて実物を見つけて写真を撮ったばかりである。
ジョウカイボン (帷子川遊歩道)
ジョウカイボンは別のカラムシ上にもおり、5匹は確認した。昨年ラミーカミキリが多数見られた同じ場所と同じ植物種である。ラミーカミキリを見たのは時期的には5月後半からで、その時にはジョウカイボンの姿は捉えられていない。
ジョウカイボン (帷子川遊歩道)
ジョウカイボンは2センチ足らずだが、ラミーカミキリよりはやや大きい。カラムシの専門家であるラミーカミキリが出てくればジョウカイボンは場所を変えるのだろうか、それともラミーカミキリの幼虫を狩りにきたのだろうか。
オニグルミの雌花 (横浜市旭区帷子川)
週に1度は通る道沿いにオニグルミ(鬼胡桃)が生えていることにはまったく気付かなかった。葉の様子だけで萎れたハゼノキと思って通り過ぎていたようだ。土手の中ほど4~5メートル先の樹冠に突き出た枝にいくつも付いているのはオニグルミの雌花である。
オニグルミの雌花 (横浜市旭区帷子川)
筑波実験植物園によれば「日本列島にはおよそ7,000種類の植物が自生し、そのうち約2,900種類 (約40%)が日本だけに分布する固有植物です。日本の植物の種類数密度と固有植物の割合は世界的にみても非常に高く、大切な生物資源となっています」とある。これには自生が確認できていない園芸種などは含まれない。
オニグルミの雌花 (横浜市旭区帷子川)
オニグルミは雌雄同株で、雄花と雌花は別々である。長い房状になる雄花の方が目立つようだが、残念ながら樹冠しか見えない。
エゴノキの花 (横浜市旭区帷子川旧川)
ハクウンボクより1週間か10日遅れで近くのエゴノキは咲き始めた。花はハクウンボクよりは少し大きめで、花柄が長いためばらけて見える。昨年は大田区で4月21日に咲いていた。今年の春の寒さは植物の開花を全体に2週間ほど遅らせている。
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