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Yellow Roof 's Museum
トウジュロ *栽 ヤシ目ヤシ科 Trachycarpus fortunei 'Wagnerianus'
左歩道のユキヤナギ、ヨモギ、シュロ、トウジュロ、サザンカ、エノコログサ (大田区大和大橋) 2022/08/26
トウジュロは葉先がピンと伸びており、ワジュロは折れているというように簡単に見分けることができるのは突出しているからに過ぎない。植込みでは様々な植物が入り混じっており、これが見分けられるようになるとは最初は思わなかった。
トウジュロの雄花 (帷子川遊歩道) 2024/04/29
トウジュロの花を初めて目にするわけではないが、6~7メートルになるトウジュロの葉陰に付くため見上げない限り花も実も見過ごしてしまう。これは斜面の上から歩道に傾いて生えており頭上1メートルほどである。
トウジュロの蕾 (帷子川遊歩道) 2025/04/19
中には花序があるので、正確には蕾でなく花序の蕾ということになる。
トウジュロの蕾 (帷子川遊歩道) 2025/04/20
ここでは蕾としておくが、花序の塊を包んだ蕾は一般に「苞」と呼ばれる。
トウジュロの蕾 (帷子川遊歩道) 2025/04/20
ヤシ科では苞は鞘の形で、鞘状苞と呼ばれる。中の花序の発達と共に先から裂けていく。
トウジュロの蕾 (帷子川遊歩道) 2025/04/20
花序の成長に伴って花柄が長くなったり分岐したりもする。そのため、くびれのある長い苞が出来たり、写真のようにタケノコ型の苞の右から枝分かれして伸びる苞もある。
トウジュロの雄花 (帷子川遊歩道) 2025/05/03
10日ほどして同じトウジュロの前を通りかかると、苞が裂けて花序が剥き出しになっていた。
トウジュロの雄花 (帷子川遊歩道) 2025/05/03
花序は蕾の状態と花の状態が入り混じっている。
トウジュロの雄花 (帷子川遊歩道) 2025/05/03
小さな蕾は3つに分かれるようである。見えているのは3つの花弁か萼だろうか。先が黒っぽい粒のようなものが雄蕊の葯だろうか。黄色は花粉の色が透けているのかもしれない。
トウジュロの花後 (帷子川遊歩道) 2025/05/18
枯れて落ちかけた雄花の花序と仏炎苞の残骸。残った花柄と小花柄が青々とした骨組みのように残っている。
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