Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2024/05/05


希望が丘水の森公園ヘラオモダカ (横浜市旭区希望が丘水の森公園)
ヘラオモダカ(箆面高)は日本全土に分布しており、環境により草丈が10センチ~1メートル超に変化する湿地植物である。本家オモダカは人の面に似た葉を高く伸ばすためつけられたという説があるが、ヘラオモダカは似たような花を咲かせるものの葉は箆状で人の面らしさはない。花と共に若い果実も認められる。


ヨウシュヤマゴボウ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)が目についたのは、腰ほどの高さの直径3センチほどの紫の茎が異質だからである。子供の頃から知っているが、名前を知ったのは一昨年である。夏に葡萄の房のような濃い紫色の実が熟す。実は不味くて食べられないが、紫の果汁は指先や服に付くとなかなか落ちない遊び道具になる。


ヨウシュヤマゴボウ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
ヨウシュヤマゴボウは全草にサボニン系の毒素があり、極太の根には硝酸カリウムも含まれる。根を味噌漬けにして食べた大人が死亡した事例は、植物名のヤマゴボウと山菜の山牛蒡が同じものと思い込んだ結果である。山菜の山牛蒡はアザミなど数種の根を指し、姿形がまったく違う。厚生省では「詳細な知識は無く」と説明しているが、そもそも知識があれば何でもできると思い込むのは人間ぐらいのものである。


倒木撤去後 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
瀬谷土木事務所の「倒木注意」の掲示。日常の手入れは管理人や近隣の住人、ボランティア会員といった人々だが、横浜市の公園や街路樹、緑地などを監督・維持・管理する元締は地元の土木事務所である。


倒木撤去後 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
自分が遭遇した倒木現場を土木業者が片付けた跡を見ることは少なくはない。規模の大小に関わらず倒れた木や後片付け、倒れそうな木は公開しないまでも初期から撮りたくなったのは、たぶん防衛本能的なことだろう。落ちてくる枝葉や木の実、様々な音が何を意味するか気づくには五感を研ぎ澄ませるしかない。


倒木撤去後 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
これは業者が恣意的に様々な状態の樹木を並べて撮影したものだろう。しっかり目線の位置にある。自分の会社も事故の大小に関わらず現場写真で社内周知している。積まれた木々の木口には真新しいものもあれば、空隙だらけで潰れたものや無数に裂けたものもある。木の健康状態は見かけからだけでは判らないので、樹木医などは専用の道具を幹に刺して確認する。


倒木撤去後 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
この公園はジョギングしている人もいれば老人が散歩していることもあり、家族連れで遊びに来る人たちもいる。自然の景観や森林浴を愉しむ人々はお客様で、整備された公園しか見ていない。


長屋門公園ヤマサナエ (横浜市瀬谷区長屋門公園)
ヤマサナエとしたものの上からしか撮れていないので、ほぼ斑紋のみの判別である。『かながわの自然図鑑②昆虫』(神奈川県立生命の星・地球博物館編/有隣堂)によれば「大型のサナエトンボで、用水路や河川中流などで見られる。人里環境が生息圏のため、開発の影響で、近年、とくに東部で激減している」とある。環境も体長70ミリ前後というのも一致はする。


カラスアゲハの雌 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
ヤマブキの葉に止まったのはカラスアゲハの雌である。撮るのは初めてでも子供の頃は捕虫網で何度も採った。これを撮っている間に目の前を素通りしていったのは、昨年からよく見かけるにも関わらず撮れないモンキアゲハである。


カラスアゲハの雌 (横浜市瀬谷区長屋門公園)
このカラスアゲハの雌は片方の後翅が避けて紋が一部欠けている。鳥の嘴の跡をビークマーク(beak mark)と呼び、羽根を閉じた時に襲われてビークマークが左右対称についた蝶もよく見かける。蝶は鳥の他にカマキリやトカゲなどにも襲われ、もっとボロボロの羽根の蝶も見かける。最近知ったのは、雄が交尾の際に雌の後翅に脚の爪を引っ掛けて乗るため、これが何度も繰り返されてビークマークが付くこともあるという。


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)
2月に褐色に変色したチユウキンレン(地湧金蓮)を撮ったが、春から秋にかけて次々と咲き、長期間咲いているらしい。チユウキンレンは中国南部からインドシナ半島の産地に自生しており、英名は chinese yellow banana で、ショウガ目バショウ科ムセラ属なのでバショウ属のバナナと近縁である。


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)
チユウキンレンの大きな花に見えるものは葉が変化した苞(ほう)で、直径30センチほどある。苞の付け根に筒状に複数付いているものが花である。


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)
チユウキンレンは2000年の淡路花博の際に初めて日本で公開され、目玉の一つであったそうだ。ここでは一本一本を離して植えているが、バショウのように複数の株がひとところから何本も生えて巨魁になることもあるようだ。


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)
チユウキンレンは苗から育てると花を開くまで何年もかかることもあり、一度咲いたからといって毎年花を咲かせるとは限らないらしい。


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)


チユウキンレンの花 (横浜市瀬谷区阿久和東)


東山橋 (横浜市泉区和泉川)
長屋門公園から1キロほど瀬谷柏尾道路を経て住宅街を縫うと和泉川の東山橋に出る。橋は渡らずウッドデッキ状の散策路を選ぶ。ノープランだが、三ツ境駅から電車で帰るとだけ決めている。


マユミの花 (横浜市泉区和泉川)
マユミ(檀、真弓)は古来から弓の材料としたので真弓と書く。また、樹皮を縮緬状に加工した高級和紙を檀紙または真弓紙と言い、奈良時代には既に存在していたそうであるが、原料がマユミかコウゾか両方を混用したかどうかとには定説はない。


マユミの花 (横浜市泉区和泉川)
マユミのように花弁が黄緑色~緑色のものは樹木に多く、葉の色に紛れる花を見過ごすこともある。最初に気づいたのは殻付きの梅干しのような真っ赤な果実である。しかし、この木は鈴なりの満開で、ちょうど目線の位置にある。


マユミの花 (横浜市泉区和泉川)
マユミの果実が赤くなるのは、この辺りでは11月頃である。


東山ふれあい樹林 (横浜市泉区和泉川)
今後何度も来るようであれば、和泉川とひとまとめにしていた場所を帷子川沿いのように何箇所かに分けようと思うが、今のところ300枚ほどしかない。


東山ふれあい樹林 (横浜市泉区和泉川)


サンショウ (横浜市泉区和泉川)
サンショウ(山椒)はミカン科サンショウ属で、タイミングの問題だが、野生化のものは散り際の花を一度見たきりで、その後は葉の写真ばかりである。


サンショウ (横浜市泉区和泉川)
ここにはサンショウがたくさん生えているが、昨年は4月の初めの花が散り際だったので、もう終わってしまったかもしれない。それにしては蕾も若い果実も見当たらない。今年は春に寒さが続いたのでこれからかもしれない。


サンショウ (横浜市泉区和泉川)


生物保護・観察区域の掲示 (横浜市泉区和泉川)
川沿いの草地に「生物保護・観察区域」の掲示板がところどころに植わっている。これはあまり手を入れないほどの意味だろう。


和泉川アブラハヤ (横浜市泉区和泉川)
小川にハンディカムを持ち込んだので、初めてアブラハヤを確認できた。視認ではオイカワらしき青い色も見えたが、浅くて撮りやすくはあっても水中カメラではなく、浅い分、鳥に食われ放題になるのを避けて動きっぱなしである。


和泉川アオサギ (横浜市泉区和泉川)
これまで書かなかったが、アオサギには首から腹にかけて斑紋がある。これは水中から魚が見上げた時にアオサギの輪郭をぼやけさせるためのもので、カワウにもある。また、水鳥とは限らず肉食性の鳥類にしばしば見られる。


二ツ橋水辺公園 (横浜市泉区和泉川)


二ツ橋水辺公園 (横浜市泉区和泉川)


二ツ橋水辺公園 (横浜市泉区和泉川)


キソケイの花 (横浜市泉区和泉川)
キソケイ(黄素馨)には初めて遭遇し、名も初耳である。素馨は中国語でジャスミンのことで、ジャスミンの花を好んだ南漢の劉王に愛された傾国の美女の名に由来する。


キソケイの花 (横浜市泉区和泉川)
キソケイは初めは離れた香りでテイカカズラかと思ったが、近づけばモクセイ科ソケイ属のジャスミンの香りである。オウバイモドキに近縁で枝ぶりも類似している。カロライナジャスミンはカロライナキソケイの別名もあるが、花は似ていない。最も似ているのは白花のジャスミンだが、今のところ個人宅の庭先でしか見かけないので撮っていない。


ジギタリスの花 (横浜市泉区和泉川)
ジギタリスの和名はキツネノテブクロ(狐手袋)で、自分は和名を優先しているが、こればかりは毒草として有名なジギタリスの名で分類した。ジギタリスの名はラテン語で指を意味する“digitus”に由来し、花の形が指サックに似ているそうである。毒としても有名だが、強心剤としても有名である。


ジギタリスの花 (横浜市泉区和泉川)
英名の“Foxglove”の直訳が狐の手袋の和名となっている。イギリスの伝承によれば、鶏小屋を襲う狐の足跡が判らないように妖精がこの花を手袋として贈ったらしい。


和泉川 (横浜市泉区和泉川)


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