Yellow Roof 's Museum
2025/04/17
ヒヤシンスの実 (川崎市幸区創造のもり)
10本ほど並んだヒヤシンスの中で1本だけが実をつけて、その重みで茎が倒れていた。ヒヤシンスの実は初見である。花壇では実を付ける前に花柄を摘んで、来年の花ために球根に養分を溜めさせるといった措置をする植物もある。そのため、花は見ても果実は見ないことがある。
ユリノキの若葉 (川崎市幸区創造のもり)
ユリノキの葉脈は裏側から見るとかなりはっきりしており、中央脈から分かれた側脈(二次脈)同士は比較的離れている。この側脈は葉が成長しても太く長くなるだけで、数はほぼ変わらない。
サルスベリの若葉 (川崎市幸区創造のもり)
サルスベリを枝打ちした跡に、瘤のようなカルスが形成され、そこからいくつもの新芽が吹き出している。カルスは傷を癒やすだけではなく、回復に向けて新芽を作る細胞が含まれている。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
花が綺麗かどうか。植物が好きかどうか。そうした感性は、対象そのものではなく人の心理で、しかもステレオタイプな見方である。感性は人様々で、他人がどう受け取るかは知るよしもない。思うのは自由だが、共感されるとは限らない。パンジーという植物とも無関係である。
パンジーの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
黄色は大抵の昆虫にとっては最も目立つ色彩で、植物にとって花の色は客引きのための誘導灯である。遠方の客を引き寄せるために薫りを飛ばし、中央の赤いストライプで蜜の在処へと引き寄せる。花は広告塔であり、土産に花粉を持たせるための戦略である。
カンシロギクの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
美しい写真かどうか。そうした見方は広告に釣られるようなもので、現実が見えているわけではない。カンシロギクの白い花弁は何のためか、葉の形状が細いのは何故か。そうした事実を確かめるためには、感性ではなく理性を働かせる必要がある。
ハナモモの若い実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
桃は中国北部原産で、そこにはタクラマカン砂漠やマイナス20℃以下になる寒冷乾燥地帯がある。桃の産毛は、まず第一に、寒さや乾燥、紫外線からの保護のために編み出されたものである。
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