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ジュウガツザクラ *栽 バラ目バラ科 Cerasus subhirtella 'Autumnalis'


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2023/10/14
写真を整理する際には、1枚1枚に場所と日時、それに簡単な説明を付けている。植物なら取り敢えずの名前を付ける。もちろんすぐに正体が判るとは限らない。この写真は初めからジュウガツザクラの花と記した。しかし、秋から冬にかけて少しずつ咲き、春になると残りの蕾が一斉に咲く冬桜にはいくつもの種類がある。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2023/10/14
旭区内の冬桜の情報は、マメザクラとエドヒガンの交雑種であるジュウガツザクラが多く、次いでマメザクラとオオシマザクラとの交雑種のフユザクラである。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2023/10/14
フユザクラ(コバザクラ)は、冬桜の名が秋から冬に咲く桜の総称も意味するからで、葉が小さく花も小さく一重咲きの桜は他にシキザクラなどいくつもある。なお、ジュウガツザクラは八重の中に半八重が入り交じることがあり、以前のジュウガツザクラは白花の一重が多かったという情報もある。これは一重桜である。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2023/10/21


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2024/03/24
ジュウガツザクラは他の桜よりは開花が早い。しかし、花が小さいので五分咲きぐらいでは梅のように見える。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2024/03/24


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2024/03/24
一番近い花でも4メートル近く離れており、スマホのレンズではあまり鮮明に映らないが、ごく小さな葉が枝先と花柄の根本にある。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2024/03/30
ジュウガツザクラの満開に近い状態。だが、秋に咲いた花はもちろん咲かず、その分が間引かれている。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2024/03/30
満開になってもジュウガツザクラの花弁はやはり5枚の一重咲きである。葉は小さく開いてもいないため、小型のソメイヨシノのようにも見える。しかし、ソメイヨシノとは違って花弁が波打っている。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
清来寺のジュウガツザクラは、一度フユザクラとしたものの、毎年10月と春に咲くのでやはりジュウガツザクラに分類し直した。今のところ、ジュウガツザクラはこれ一本だけである。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
10月に咲いた分、花が減るので春はせいぜい7分咲きである。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
ジュウガツザクラは八重咲きが多いが、これは古木で一重咲きである。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
花弁にはフユザクラに共通する捻れが見られ、花弁はやや細長い形になる。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
10月の花よりは、春の花は少し大ぶりで、萼筒は球形である。ジュウガツザクラはマメザクラとエドヒガンの交雑種で、花柄の先の萼筒が丸いのはエドヒガンの方の特徴である。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/22
ジュウガツザクラは、ネット上の写真を見ると半八重あるいは八重咲きが多いが、一重咲きのものも少なくはない。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/30
ジュウガツザクラの花はもはや散り始めており、半分は花弁がなく濃い桃色の萼と雄蕊だけ残っている。


ジュウガツザクラの花 (清来寺) 2025/03/30
ジュウガツザクラの萼筒は鐘形型というより壺型で、これはマメザクラの形質である。


ジュウガツザクラの若い実 (清来寺) 2025/04/19


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