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Yellow Roof 's Museum
タチアオイ *栽 アオイ目アオイ科 Alcea rosea
タチアオイの花 (横浜市旭区今宿南町) 2022/06/18
タチアオイの葉は7裂までするが、あまり深くは切れ込まず、はっきりした鋸歯もある。フヨウとは同じアオイ科でも、タチアオイは木本ではなく草本である。
タチアオイの花 (横浜市旭区今宿東町) 2023/05/27
タチアオイの花弁は基本的には5枚だが、八重咲きの品種もある。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/08
タチアオイは2メートル以上に直立して伸びる。
タチアオイの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23
タチアオイの果実は、最初は玉ねぎのような形になる。
タチアオイの果実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/06/23
緑色のものは子房が成長していく過程のもので、茶色く枯れたようなものは熟した果実か、あるいは実を結ばないまま枯れゆく状態のものである。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/06
タチアオイは雄性先熟といって、まず雄蕊が熟して花粉を散布し、その後に雌蕊の柱頭が真ん中から伸びてくる。これはまだ雄蕊の葯しか見えていない状態である。
タチアオイの蒴果 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/08/04
タチアオイの果実は蒴果で、熟すと乾燥して裂けていき、中に円盤状の種子が詰まっている。種子は重力散布と定義されているが、直下に一度に落ちる構造ではない。草丈は3メートル近くになるものもあり、茎は頑健で、強風で少しずつふるい落されるように円盤状の種子が剥がされ、遠くに飛ばされるものもあるだろう。
タチアオイの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/22
5~6分で通り過ぎるような規模の公園でも、行き当たりばったりに写真を撮っていると、2年足らずで250種以上の動植物を仕分けることになる。
タチアオイの葉芽 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/22
花だけ撮らず葉も撮れば葉芽も撮る。子供は集めたものを飽かず眺め、似たものを並べたり、足りない物を探し求めるもので、それが分類学の基礎だろう。基礎に言葉は必要がない。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23
タチアオイは雄性先熟で、花粉が散布された後に雌蕊の柱頭が雄蕊の筒から髭のように伸びてくる。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23
タチアオイの蕾は独特で、蕾が発達するにつれて茎を抱く苞葉も発達して蕾を抱くような形になる。
タチアオイの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/05/23
蕾が開けば萼とともに苞葉も開き、二重の萼のように見える。花が開くと「副萼」とか「小苞」といった呼び方をするようになるが、元々は「苞葉」で同じものである。専門的呼び分けが煩雑さを産み、理解の妨げになることもある。
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