Yellow Roof 's Museum
2022/10/12
色づき始めたナンテンの実 (大田区平和島公園)
ナンテンの実は緑から白っぽい黄色に変わり、やがて赤みを増していく。色素は葉にも含まれるアントシアニン類だろうが、ナンテンの果実や樹皮には様々な化学物質が含まれており、それぞれ薬効が知られている。富山大学和漢医薬学総合研究所の
【南天実(なんてんじつ)】に詳しい情報がある。
60m先の2羽のダイサギ (大田区大和大橋)
バードウォッチャーは遠くが見え、釣り人は水中が見える。それは知識というより技術であり経験と試行錯誤の積み重ねの能力である。いつも見ていれば遠くからでも鳥に気づくようになり、やがてアオサギかシロサギか見分けられるようになる。大きさをどうやって知るか考えていれば、護岸のブロックの高さが30センチだということにも気づく。直立姿がブロック3枚分もあればダイサギかアオサギだろう。
30m先の2羽のダイサギ (大田区大和大橋)
野鳥など珍しくもない。鳥など興味が無い。いつもと変わらない。そんなふうに片付けていれば、やがて鳥の姿は注意対象から外れていき視界にも入らなくなる。毎日のようにサギ類を見かけるようになったのは今年になってからのことで、護岸工事によって生物多様性が豊かになってきたように思われる。しかし、植物の写真を撮るようになって、自分自身の現実の捉え方が変わった影響も少なからずあると思う。
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