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Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/02/24


保守用車両 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町)
以前通ったときもここに保守用車両が停まっていたが、鶴ケ峰駅の西側には保線機械の留置線がある。


保守用車両 (横浜市旭区鶴ヶ峰本町)
これは東鉄工業のスペノRR-16Mというレール削正車である。線路のレールは列車が走行するたびに次第に摩耗してくる。レールの形状が歪めば振動や騒音が増え、劣化も進む。スペノRR-16Mは回転式の砥石でレールを適正な形状に削りながら走行する。線路寿命は2倍に延びるらしい。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
帷子川捷水路トンネル前は水鳥にとって居心地がいいらしい。カワウの羽根は水を吸うので長い羽干しが必要になる。潜っていると身体が沈み水面には首しか出なくなる。そのまま飛び立つこともできるが、水を含んだ重い翼で羽ばたけば、水飛沫を撒き散らしながら激しく水面を叩くことになる。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
鳥は約1億5千万年前のジュラ紀に小型の獣脚類恐竜から進化したという。カワウを見ていると、そのモノトーンが始祖鳥などの化石を連想させる。特にミクロラプトルやシノサウロプテリクスといった恐竜は似たような姿だったという。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
カワウとウミウの違いは嘴に続く白い羽毛の生え方が遠くから見分けるポイントになっている。カワウは嘴の付け根部分にあるだけだが、ウミウは三角状に首の方に広がっている。接近できればカワウの虹彩の色は明るい緑色で、ウミウは青みが強いと確認できる。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
カワウの尾羽は短い羽毛が密に生えて黒光りしており、白い芯の鉄扇のように見える。触ったことはないが、尾羽は非常に硬いそうである。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
頭部に毛羽立ちと婚姻色の白羽が残り、脚の付け根にも白い羽が残っているのでオスだろう。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
カワウの背中の広背筋や菱形筋は翼の動きを補助し、姿勢を安定させる役割を果たす。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
濡れた翼は鯉の鱗のようにも見える。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
「鵜の目鷹の目」とも言われるカワウの目は、地上では近視で、水中では目を保護する瞬膜で乱視になるという。しかし、カワウソは書物を読むわけではない。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
約300度まで見える広範な視野は周囲の動きと変化を察知し、屈折率が高い水晶体は、水中では人の5倍前後の焦点調節能力を発揮する。


カワウ (横浜市旭区帷子川)
鳥類が飛ぶために使う主な筋肉は胸の大胸筋と小胸筋である。鳥類の大胸筋は体重の15~25%を占めるが、ヒトでは1~2%程度である。


ジョウビタキ (横浜市旭区今宿南町)
ジョウビタキのオス。ジョウビタキはシベリアや中国北部などで繁殖し、秋から春にかけて東アジアや日本に飛来する冬鳥である。


ジョウビタキ (横浜市旭区今宿南町)
市街地でもジョウビタキはよく観察されるようで、最近では日本での繁殖も観察されている。2メートルほど先の菜園の柵に舞い降りてしばらく動かなかったので、スマホで撮影できた。


ジョウビタキ (横浜市旭区今宿南町)
もっと長い動画のつもりだったのだが、強い日差しで液晶の「REC」の表示がよく見えず、押し直したつもりがスイッチを切ってしまっていた。この後2分ほど地面の上を啄き回って低空飛行で去っていった。帰ってから調べると、ジョウビタキのテリトリーは餌が少ない冬には半径数百メートルに及ぶことがあるらしい。このオレンジ色の腹を見逃していたわけではなかったようだ。


ウメの花 (横浜市旭区帷子川)
帷子川のウメも満開の木もあるといった体で、まったく咲いていないウメも多い。


ハイタカ (横浜市旭区帷子川)
高圧線に1羽だけ、カラスにしては色が淡い。デジカメでズームしていくとタカである。見た途端に何故かエノキの樹上の巣のことが思い浮かんだ。距離があり電線だけなので大きさは見当がつかなかったが、ハイタカだとすれば、全長はオスが30cmで、メスは40cm。カラスよりは小型である。


ハイタカ (横浜市旭区帷子川)
ハイタカは付近では四季の森公園やこども自然公園で観察例があり、腹の横紋が太く濃く、尾羽の先が角ばり、眉斑は無いか、あっても細く輪郭が曖昧といった特徴が一致する。夢見ヶ崎公園の檻にいたオオタカとは違う。撮れたのは2枚切りで、すぐ飛び去った。ハイタカの視力は人の約8倍だという。


ウメの花 (横浜市旭区帷子川)
帷子川沿いの満開の紅梅。隣の紅梅はまだ蕾ばかりである。記憶に残りやすいのは満開のウメの方で、人の記憶は時に選択的で、印象的な光景だけが強く残る。ヒトを除く生物には審美眼はない。一つに囚われる眼では滅びの道へと向かうことになる。しかし、現実を広範に捉える観察眼には、美を超えた地平が映る。


シナマンサクの花 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
この鎧の渡し緑道で満開を迎えたシナマンサクと、創造のもりで咲き始めたシナマンサクは同じ植物でありながら得られる認識は同じではない。同じものであっても、その時々の環境や状況、視点によって受け取る情報は大きく異なる。ここは三途の川ではない。満開の花は終着点ではなく、花が散ったからといって御仕舞でもない。


ブルーベリーの花芽 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
ブルーベリーの木を初めて見た時には、まだ熟していない果実の状態だった。時を経て花を見て、熟していく実も見た。次に見た時にはまた花だった。冬の花芽を見るのは初めてである。


ブルーベリーの花芽 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
ブルーベリーの膨らんだ花芽はまばらだが、枝にはごく小さな芽が吹き出している。葉はないが、若い枝には光合成を担う葉緑体の色が透けて見える。


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