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黄色い屋根の博物館
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カワウ カツオドリ目ウ科 Phalacrocorax carbo


アオサギとカワウ (大田区平和の森公園) 2022/12/13
池の浚渫工事が前日から始まっており、カモやアオサギは奥の方に集まっていた。小雨の中、頭が白く動きの速い水鳥が1羽混じっていた。


ひょうたん池のカワウ (大田区平和の森公園) 2022/12/13
普段でも濁っていて小雨も降っており、さらに浚渫工事で掻き回された池の中でもカワウには魚が見えるらしい。


頭の白い繁殖期のカワウ (大田区平和の森公園) 2022/12/13
水に十秒ほど潜っては頭を出す動きは、どう見ても鵜としか思えなかった。白い頭の鵜は変わり種か別種かとも思ったが、後で調べてみると繁殖期のカワウはこんな色になるらしい。


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/11


カワウ、カルガモオナガガモ (大田区平和の森公園) 2023/01/11
カワウが水面を泳ぐ時には、他の水鳥と異なり身体が沈み首から上だけが出る。これは、羽根に水が染み込みやすく浮力が小さいためで、その代わり潜水能力は高い。


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/11
潜水能力の高さと引き換えに羽毛の保温力は低くなる。したがって体温維持のためカルガモなどより多くのエネルギー、つまりたくさんの餌が必要となる。


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/13
カワウは環境省によれば1970年代に全国で3千羽にまで減少したが、その後徐々に増え続けて現在では全国で3万羽以上に増えたという。【カワウの生態と最新の生息状況】


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/13


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/13


ひょうたん池のアオサギとカワウとカワセミ (大田区平和の森公園) 2023/01/17


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20
カワウの婚姻色は既に失われ、おそらくつがいとなった2羽が行動を共にしている。


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/01/20


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/02/28


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/02/28


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/02/28


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/02/28


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/02/28


カワウ (大田区平和の森公園) 2023/03/01


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/03/05
カワウやウミウは群れをつくるはずである。山下公園では海に浮かんでいたり氷川丸の鎖に並んでとまっているウミウの群れを見たことはあっても、この帷子川では1羽か2羽を一緒にみるぐらいで、大田区の方でも京浜運河で4羽を同時に見かけたのが最大である。群れるほどには餌がないということかもれしない。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/03/05


帷子川のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/04/22


帷子川のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/04/29
この個体は羽の色が茶色に近く身体に比して水かきも大きく、若鳥と思われる。


送電線のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/05/04
電線に留まったカワウは初めて見た。電線に留まれるということは、木の枝にも掴まれるということで、しかし、カワウの足は水かきである。


送電線のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/05/04


羽根干しするカワウ (大田区平和の森公園) 2023/05/22


羽根干しするカワウ (大田区平和の森公園) 2023/05/22


帷子川中流のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2023/07/15
カワウの羽根干しは、毛づくろいをしたり尾脂線の脂を塗りつけたりして結構な時間がかかるようである。


帷子川のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2024/04/13
カワウを撮っていると、80代ぐらいの女性が「いつもはカメが2匹いるんです」と話しかけてきた。カワウの近くの岩にミシシッピアカミミガメが1匹甲羅干しをしている。「いつもここか、あそこにいるんです」と離れた岩を指差す。よく見れば川の中にもう1匹、岩に前脚を伸ばして首を上げている。「いますよ、川の中にもう一匹」と教えると、「ああ、やっぱり」と安心したように離れて行った。振り向くとまだ熱心に川の中を覗き込んでいる。


帷子川のカワウ(HANDYCAM) (横浜市旭区帷子川) 2024/05/04
スッポンの近くの岩にいたのは若いカワウである。成鳥はもっと羽色が黒い。オスかメスかは判らない。メスよりオスのほうがやや大きいが、通常は単独行動しており、一緒にいる繁殖期は大きさより婚姻色でオスと判る。


帷子川のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2024/09/28


カワウとコサギ (横浜市旭区帷子川) 2024/10/19


婚姻色のカワウ (横浜市旭区帷子川) 2024/11/09
帷子川捷水路トンネルの中に妙な突起を見つけてデジカメで拡大してみると婚姻色の雄のカワウだった。公園に入ればもっと近づけるが、あいにく三角公園は工事中で100メートル近く離れたところからの撮影である。秋から冬の1ヶ月以上はこの色のはずで、次の機会があるだろう。


アオサギとカワウとカルガモ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/22
歩きながら、この距離から坂道に二人の女性がいることが判るのは、人を見慣れているからである。川面にアオサギやカワウ、カルガモがいることに気づくには、同様に経験を積み重ねていくしかない。どこに注意を向けるかは人それぞれの嗜好の違いもあり、この距離から車種の違いを判別できる人もいるだろう。


アオサギとカワウとカルガモ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/22
実際には、少なくともカルガモは泳いでいて動きがあるため、写真よりも判りやすい。しかし、30倍に拡大しても写真ではこの程度の認識しかできない。判断は知識だけではなく能力も関わる問題である。能力を維持し、向上させなければ、知識も次第に薄れて自分では使えなくなっていく。検索すれば、AIを使えば、そして自分以外に正しさを求めるといったことが常態になると、自分自身で考える力や判断する力が衰え、次第に主体性を失っていく。その結果、知識や情報に依存するばかりで、洞察や創造性を発揮する機会まで失われていくことになる。


和泉川のカワウ (横浜市泉区和泉川) 2025/02/23
カワウは近くを通る車やカラスの声に鋭敏に反応して360度辺りを見渡しながら、川の中も走査している。もちろん、こちらには最初から気づいている。隣の岩が白いのは糞で、鳥の糞は白い尿酸結晶が含まれていて水には溶けにくい。おそらく長々と羽干ししていたのだろう。


カワウ (横浜市泉区和泉川) 2025/02/23
和泉川の護岸は帷子川より低いところが多く、水鳥との距離も比較的近い。人への警戒心もその分薄くなる可能性が高い。カワウは人に対しての警戒心が高いと言われているが、安全と判れば逃げもしない。


カワウ (横浜市泉区和泉川) 2025/02/23
当たり前のことだが、追われて逃げる魚のトップスピードはカワウが追うスピードよりも遅い。カワウの潜水速度は平均1.6m/sec、最大速度は4.7m/sec(Roupert-Coudert et al. 2006)という研究がある。人の場合は競泳選手でも1.8~2.5m/sec程度である。


カワウ (横浜市泉区和泉川) 2025/02/23
人が作る森林や農作物、家畜などは元々野生動物の高い栄養源となっている。加えて近年の自然保護や環境改善、動物の愛護運動などが、結果的に野生動物の繁殖率を高めて個体数の増加を招く。追い払えば行動範囲が拡大され、愛護するほど人間社会に接近して実害をもたらす。かつてカワウは人の食糧源で狩猟の対象でもあったが、もはや増加率を頭打ちにしていた文化はない。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
帷子川捷水路トンネル前は水鳥にとって居心地がいいらしい。カワウの羽根は水を吸うので長い羽干しが必要になる。潜っていると身体が沈み水面には首しか出なくなる。そのまま飛び立つこともできるが、水を含んだ重い翼で羽ばたけば、水飛沫を撒き散らしながら激しく水面を叩くことになる。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
鳥は約1億5千万年前のジュラ紀に小型の獣脚類恐竜から進化したという。カワウを見ていると、そのモノトーンが始祖鳥などの化石を連想させる。特にミクロラプトルやシノサウロプテリクスといった恐竜は似たような姿だったという。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
カワウとウミウの違いは嘴に続く白い羽毛の生え方が遠くから見分けるポイントになっている。カワウは嘴の付け根部分にあるだけだが、ウミウは三角状に首の方に広がっている。接近できればカワウの虹彩の色は明るい緑色で、ウミウは青みが強いと確認できる。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
カワウの尾羽は短い羽毛が密に生えて黒光りしており、白い芯の鉄扇のように見える。触ったことはないが、尾羽は非常に硬いそうである。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
頭部に毛羽立ちと婚姻色の白羽が残り、脚の付け根にも白い羽が残っているのでオスだろう。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
カワウの背中の広背筋や菱形筋は翼の動きを補助し、姿勢を安定させる役割を果たす。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
濡れた翼は鯉の鱗のようにも見える。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
「鵜の目鷹の目」とも言われるカワウの目は、地上では近視で、水中では目を保護する瞬膜で乱視になるという。しかし、カワウソは書物を読むわけではない。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
約300度まで見える広範な視野は周囲の動きと変化を察知し、屈折率が高い水晶体は、水中では人の5倍前後の焦点調節能力を発揮する。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/02/24
鳥類が飛ぶために使う主な筋肉は胸の大胸筋と小胸筋である。鳥類の大胸筋は体重の15~25%を占めるが、ヒトでは1~2%程度である。


カワウの狩り (横浜市旭区帷子川) 2025/03/01
カワウが泳ぐ速度は速く、潜るたびに見失ってしまう。ズーム倍率を下げて川面を広く捉えていると、少々引きの映像にはなったが、ようやく魚を飲み込む姿が撮影できた。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/03/15
人工岩の上にカワウがいる。帷子川で婚姻色のカワウは見たことがないが、これは頭部に少し婚姻色の白い羽根が残るオスである。相模川水系などでは1月頃に繁殖期を迎えるらしいので、帷子川は餌場ということになる。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/03/30
川の岩の上では、カワウが首を曲げて背中の羽毛を手入れしている。羽根が生え替わっているのかもしれない。


カワウ (横浜市旭区帷子川) 2025/03/30
遠くから見た時には、首が折れたカワウかと思っていた。たぶんさっきのカワウだが、この姿勢でずっと動かない。よく見ると、片足で川面に突き立った板切れを掴んで、もう片足で首の後ろを掻いている。換羽の時期である。


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