Yellow Roof 's Museum
ヨウシュヤマゴボウ (アメリカヤマゴボウ) *帰 ナデシコ目ヤマゴボウ科 Phytolacca americana
シャクチリソバの実とヨウシュヤマゴボウの実 (横浜市旭区帷子川埋立地) 2022/12/10
シャクチリソバの実を撮ることを失念しており、ヨウシュヤマゴボウの隅の不鮮明なものしかない。
ヨウシュヤマゴボウ (横浜市瀬谷区長屋門公園) 2024/05/05
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)が目についたのは、腰ほどの高さの直径3センチほどの紫の茎が異質だからである。子供の頃から知っているが、名前を知ったのは一昨年である。夏に葡萄の房のような濃い紫色の実が熟す。実は不味くて食べられないが、紫の果汁は指先や服に付くとなかなか落ちない遊び道具になる。
ヨウシュヤマゴボウ (横浜市瀬谷区長屋門公園) 2024/05/05
ヨウシュヤマゴボウは全草にサボニン系の毒素があり、極太の根には硝酸カリウムも含まれる。根を味噌漬けにして食べた大人が死亡した事例は、植物名のヤマゴボウと山菜の山牛蒡が同じものと思い込んだ結果である。山菜の山牛蒡はアザミなど数種の根を指し、姿形がまったく違う。厚生省では「詳細な知識は無く」と説明しているが、そもそも知識があれば何でもできると思い込むのは人間ぐらいのものである。
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