Yellow Roof 's Museum
2023/03/30
切株のクスノキの若枝 (大田区平和の森公園)
死んだように見えるクスノキの切株から新枝が出ていることは多い。
ソメイヨシノの胴吹き桜 (大田区平和の森公園)
幹の途中に咲く花を胴吹き桜と呼ぶ。老齢の桜、特に樹勢が衰えてきた桜に特有の特徴で、幹や根に近い部分から吹き出すのは水を樹冠まで運ぶ力が弱いためである。低い位置の枝は通行の妨げになると剪定されてしまうが、老齢の桜にとっては生きるために必要なことだ。十分に水分と養分を行き渡らせることができるからこそ胴吹き桜の方が早く咲いて他の花が散った後も咲き続ける。高枝に届けるエネルギーを産むための若枝なのである。
ソメイヨシノの赤テープ (大田区平和の森公園)
ソメイヨシノには小さな赤テープに番号を書いたものをステープラーで留めている。見晴らし広場のほぼ全てのソメイヨシノに赤テープが付いており、老齢とか要注意といった樹勢診断の結果だろう。この公園では他の樹木にも赤・青・黄・白のテープが留められていたり、白や黄色のテープが幹や枝に巻かれているのを見かける。
ソメイヨシノの胴吹き桜 (大田区平和の森公園)
花が咲いているから胴吹き桜と呼ぶが、要するに新枝であり、桜の木に特有なことではない。
エゴノキの名札と青テープが貼られた樹木 (大田区平和の森公園)
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