Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/02


追分市民の森 (追分市民の森)
森のあちこちからタイワンリスの太い鳴き声が聞こえてくる。高い声も出すが、遠くまで響き渡るのはもっぱら太く短い犬のような鳴き声である。一匹だけ高枝に尾を巻き付けながら移動する姿を見かけたが、撮ることはできなかった。


アブラナの花 (追分市民の森)
昨年は3月16日に「菜の花まつり」が行われて地元野菜などの販売が行われたが、今年の情報はネット上にない。


アブラナの花 (追分市民の森)
気温は19℃まで上がり、風もほとんどなく晴れ間が広がっていた。30分ほどの散策で、ピクニックしている人たちを2組、散策している人も含めて20人は見かけた。


ウメの花 (追分市民の森)
丘の斜面に白梅が点々と植えられている。上の方に咲いているのは紅梅ではなく、カワヅザクラである。花の密度と枝ぶり、それに色合いが紅梅とは違う。その丘の向こう側から歩いてきたが、森の中からは桜も梅も見えなかった。自分は反対側の丘を越えて金が谷の方に抜けようと考えていた。


アブラナの花 (追分市民の森)
「お花畑」を横切る保土ヶ谷バイパスの騒音はほとんど聞こえない。音の大半は高架から上に向かい、横に向かう音は森が吸収する。音波は木々の葉や枝に当たって散乱し、幹や地面が振動を受け留めて減衰させる。ただ、高架下の音は反響して増幅し、耕地の上を走り抜ける。今日はアルトリコーダーの音が響き渡っていた。


送電線に注意! (矢指町)
矢指市民の森を抜けるとすぐ矢指配水池がある。自販機で買ったジュースを開けて鉄柵の前を歩くと、ボルトで留めた鉄板に図板が印刷してある。「送電線に注意!」とは、裏手の鉄塔のことだろう。送電線の碍子(がいし)の数による電圧や安全距離の見分け方である。ここの送電線には23個ずつ碍子が付いている。


ポケットパークからの眺望 (矢指町)
デジカメのテストをするには、丘の上の誰もいないポケットパークは最適である。春になってくると遠いランドマークタワーは白く霞んでしまうが、足元の町並みは広く遠く見通せる。鉄塔の送電線もどこまでも延びている。画面右に宅地に囲まれた金が谷公園である。


ポケットパークからの眺望 (矢指町)
5倍ズーム。ポケットパークから金が谷公園の赤い滑り台までは水平距離で200mある。人の目でも注視すると、このぐらい見える気はする。しかし、人の目にズーム機能はなく、その代わり、特定の対象に焦点を当てて周囲の情報をぼやけさせながらその対象を鮮明に捉える。これは、心理学や認知科学の分野で「選択的注意(Selective Attention)」と呼ばれる。


ポケットパークからの眺望 (矢指町)
60倍ズーム。個人が特定できるのでフィルターを入れた。さすがに人の目でここまでは見えない。光学ズームは30倍で、それ以上はデジタル処理になり劣化を伴うが、車のナンバープレートぐらいなら300m先でも読み取り可能である。


ブルーベリーの栽培 (横浜市旭区今宿南町)
ブルーベリーの苗の鉢植え作業をしているところに出食わした。ブルーベリーは地植えの農家は見たことがあるが、鉢栽培は初めて見る。地植えか鉢栽培(ポット栽培)かといった育て方は、農地の環境や管理方法などによって決められることで、どちらが有利ということではないらしい。


ブルーベリーの栽培 (横浜市旭区今宿南町)
ここは少なくとも一年前は草木が生え放題になっていた。Google Mapで場所を当たると、ブルーベリー狩りができる「BB Farm たわわ」 という名の菜園で、今年プレ・オープンの計画らしい。


シダレヤナギウメの花 (帷子川遊歩道)
国それぞれに象徴する植物があるが、枝垂れ柳や枝垂れ梅、枝垂れ桜は、日本の伝統的美意識と自然観の象徴だろう。枝垂れ花火も江戸の花火職人の技術が生み出したものである。他の言語に「枝垂れ」に相当する言葉は見当たらない。例えば、中国語の「垂柳」は垂れた柳で、英語の"weeping willow"は泣いている柳である。


ヒメイタビ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
類似画像検索ではオオイタビが首位に挙がったが、オオイタビとヒメイタビの葉はそっくりで、特に幼葉の段階では区別がつきにくい。植物の同定には時間的・空間的な特徴の総合判断が不可欠である。AIの間違え方は人と似ている。


ヒメイタビ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
最も単純な識別方法は、葉に光沢が無く山に膨らむのがヒメイタビ、葉に光沢があって中央で谷に折れるのがオオイタビというものである。


ヒメイタビ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
ヒメイタビの蔓には脚がある。地上茎から生じた不定根(気根)の一種で、これを付着根と呼ぶ。粘着性物質を分泌する付着根もあるが、ヒメイタビの付着根は物理的な接着である。岩石や樹皮に食い込むように広がり、さらに微細な毛状構造がフックとなる。


ヒメイタビ (横浜市旭区鶴ヶ峰公園)
ヒメイタビは常緑の蔓性木本で、クワ科イチジク属である。雌雄異株で、2~3センチの球状の果嚢を付ける。イヌビワ(イタビ)と同様、イチジク属には共生関係の寄生バチ(イチジクコバチ類)が付き物で、ヒメイタビにもそうした観察の記録がある。環境によっては雌雄同株に化けることもあるらしい。


アンズの花 (横浜市旭区帷子川)
2年前に撮ったアンズの花は赤かったが、これは白色である。同じ木のはずと思って写真を見返してみると、以前撮った写真は白い花弁が散った後のもので、赤は花ではなく萼の色だった。一般的には、梅、杏、桜の順で咲くらしいが、地域や環境の差、品種によっても違いがあるだろう。


アンズの花 (横浜市旭区帷子川)
この日は7km歩き、動画を11本、写真を90枚撮った。以前の写真は23年3月11日で、「アンズ」のキャプションだけで文章もなく、「アンズ」を「アンズの花後」と修正するだけで済んだ。


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