Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/01


ワイヤープランツ (鶴ヶ峰バスターミナル)
バスターミナルから十数段の石段を降りると、急斜面にワイヤープランツの分厚いカーテンが現れる。細い茎が無数に流れ落ち、小さな丸い葉が覆い尽くしているのは、30mほど続くコンクリート製の階段状プランターである。


ワイヤープランツ (鶴ヶ峰バスターミナル)
強い風に煽られると、ワイヤープランツの束は数珠暖簾のように音を立てて端から膨らんでいく。それに目を止め、足を止める人もいる。


コダカラベンケイウチワサボテン (横浜市旭区今宿西町)
ウチワサボテンには蕾がついており、コダカラベンケイにも葉の根元や頭頂に花芽がついたものもある。が、しかし、この冬の寒さで霜に当たって枯れたようなコダカラベンケイもある。


コダカラベンケイの不定芽 (横浜市旭区今宿西町)
コダカラベンケイ(子宝弁慶)は常緑多年草の多肉植物である。葉縁先端に並ぶのは不定芽で、地上に落ちると霜のない環境で発芽して根を張る。水や養分不足でも数ヶ月は耐性を持つ。原産地マダガスカルの乾燥した環境に適応しており、その名が示す通りの繁殖力で、人為的な伝播による帰化で原産地の記述が混乱した時代もあった。日本では江戸時代に薬用植物として導入され、九州や沖縄では野生化しているという。


アオサギ (横浜市旭区帷子川)
体長1メートル近くにもなるアオサギは、長い時間、同じ場所でほぼ動かないことがあり、橋の上や手すりから見下ろしていても気づかないことは多々ある。人には選択的視覚性能があり、視覚情報処理において特定の刺激に優先的に注意を向け、他の情報を抑制する脳のメカニズムが働く。ここにアオサギがいるという事前情報があれば見つけることができても、それがなければ、漠然と川や護岸や草木しか認識できなかったり、自分の思考や内省に注意が向かっていれば、視野に入っている情報に気づかないこともある。


アオサギ (横浜市旭区帷子川)
アオサギを視野に捉えてしまえば、周囲との対比によって実際より大きく見える場合もあるが、望遠鏡やカメラのズームを使わなくとも、拡大したように見えることがある。これは、注意を向けた視覚情報が強調されて他の情報が抑制されたり、眼球の微小な運動によって分解能を高める仕組みによる。また、過去の経験や知識からの補完もあり、さらには、心理的期待も視覚体験を鮮明にする一因となる。


アオサギ (横浜市旭区帷子川)
アオサギの脚の筋肉はほとんど上部に集中していて、下部はほぼ薄い腱や靭帯で構成されている。飛ぶための軽量化と水辺での効率的な運動に適応した結果である。


ヒヨドリの巣? (横浜市旭区帷子川)
鳥の巣らしきものは探そうと思えば次々に見つかる。ただ、持ち主が側にいれば別だが、何の巣かすぐには判らないことがほとんどで、自分のような歩きながらの観察者は偶然を待つ他はない。


ヒヨドリの巣? (横浜市旭区帷子川)
これとそっくりな外見の巣の写真が他サイトにあり、そこにはヒヨドリの名がある。この時期はヒヨドリが多く見られるので、ありそうなことではある。


シジュウカラ (横浜市旭区帷子川)
シジュウカラはよく見かけるが、ほとんど留まることなく動き回る10数センチの小さな鳥で、警戒心も強く、なかなか鮮明な映像として掴まえることができない。後もう一呼吸、こちらが速く気づくためにはさらなる経験が必要になる。ただ、こちらも鳥と同じく周囲への注意と警戒を最優先にしておかなければ事故に遭う。それも含めて、今のところ鳥の方が自分より上手である。


カワウの狩り (横浜市旭区帷子川)
カワウが泳ぐ速度は速く、潜るたびに見失ってしまう。ズーム倍率を下げて川面を広く捉えていると、少々引きの映像にはなったが、ようやく魚を飲み込む姿が撮影できた。


ラッパズイセンの花 (横浜市旭区今宿南町)
この日、旭区の気温は19℃まで上がった。明日も同じ予報が出ている。そして、明後日からまた10度以上下がって雨か雪になるらしい。50年前と比較すると、天気予報の精度は約10%上がっている。関東甲信に限れば、降水予報については87%正確で、気温予測の誤差は1.6度である(気象庁)。


ロウバイの蕾 (横浜市旭区帷子川)
ロウバイの花芽は枝先ではなく、太い枝の途中から芽吹くこともある。これは潜伏芽とも休眠芽とも言われるものが、何らかの原因で活性化した結果である。環境変化や剪定といった外部要因の他に、自身の栄養を効率的に分配するために、あえて枝の途中に花芽を形成することもあるらしい。また、品種によっては枝の途中から芽吹く特性が遺伝している可能性もある。


オナガの羽繕いと水浴び (横浜市旭区帷子川)
水浴びしているオナガが一斉に飛び立って近くの木々に飛び込んだ。そこから録画を始めた直後、川下からコサギが飛んでくることに気が付いた。コサギがいる間、オナガは樹上で羽繕いし、いなくなると再び同じ川辺に集まり出し、水浴びや水分補給の続きを始めた。


鳥の巣 (帷子川遊歩道)
落葉樹の鳥の巣は、春になれば見つかるまい。


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