Yellow Roof 's Museum
追分市民の森
追分市民の森道標 (追分市民の森) 2024/10/19
1994年に開園した追分市民の森は、帷子川支流の矢指川源流域にある。聖マリアンナ病院の敷地に隣接しており、相鉄三ツ境駅からは北へ1.4kmほどのところである。
追分市民の森案内 (追分市民の森) 2024/10/19
「市民の森は、市内の樹林を守り育てるとともに、市民の皆さんの憩いの場としてご利用いただくため、山林所有者のご好意により、市が土地をお借りし開放しているものです。/市民の森の散策路や広場の清掃・草刈りなどは、地元の方々でつくられた「市民の森愛護会」が行っています。/利用者の皆さんもきれいな市民の森になるようにご協力をお願いします。利用時間は日の出から日の入りまでです。/問合せ先:tel 045-353-1166 横浜市北部公園緑地事務所」
追分市民の森 (追分市民の森) 2024/10/19
散策路は土道の林道で、街灯の類はない。土曜日だったが、自分の他に見かけた人は7~8人だった。
追分市民の森 (追分市民の森) 2024/10/19
ところどころに広場があり、擬木のベンチやテーブルが設置されている。
シラカシに付けられたリボン (追分市民の森) 2024/10/19
木の幹や枝にしばしばリボンが付いている。このリボンには「②R6 1/25 半枯れ 151cm」とある。
森づくりの取組 (追分市民の森) 2024/10/19
「森づくりの取組/横浜に残る樹林地の多くは、昔から人が手を入れることによって維持されてきた森です。/現在、追分市民の森と矢指市民の森では、市民の森愛護会と横浜市との協働により、安全で生き物豊かな森づくりに取り組んでいます。」
谷戸のスギ林 (追分市民の森) 2024/10/19
管理の目標と方法、生態系への効果が簡略に示されてある。追分市民の森もまた横浜の谷戸の1つで、谷戸は本来谷状の地形を意味するが、人里にあれば里山になり人と自然との関わり合いで作られた景観となる。かつて生活上必要な物資を手に入れるための里山は、自然公園となっても人の安全と自然の景観を維持するためには管理が必要になる。
コスモス畑について (追分市民の森) 2024/10/19
「今年のコスモスは猛暑などの影響でうまく育てることができなかった」と書かれた掲示は入口でも見た。この日の最高気温は28℃で、コスモスの発芽や開花の適温は20℃前後とされている。調べてみると、昨年ここには1万本のコスモスが咲いており、横浜の花の名所の1つのようである。
お花畑 (追分市民の森) 2024/10/19
「お花畑」を挟んで、左が追分市民の森、右が矢指市民の森である。
追分市民の森 (追分市民の森) 2024/10/26
メイン通路には舗装されたところもある。この日は散策する人を20人以上見かけた。農作業する人たちも同じほど見かけ、この歩道ではジョギングどころか自転車やスーパーカブも通り、高架下でトランペットを練習している人もいた。
追分市民の森 お花畑マップ (追分市民の森) 2024/10/26
「お花畑」にはコスモスのほかに、菜の花やひまわり、マリーゴールド、百日草その他が作付けされる。
矢指川源流 (矢指市民の森) 2024/10/26
市民の森内のあちこちにいくつも小さな水路があり、唯一の源流と呼べるものはなさそうである。
追分市民の森 (追分市民の森) 2024/10/26
笹野台からの追分市民の森の入口。ここから下川井へと抜ける道が最も広く平坦で、作業用の小型車が乗り入れられる。一般車両の通り抜け禁止は明示されていないが、未舗装の細道をわざわざ通るまい。
追分市民の森 (追分市民の森) 2024/10/26
飲料水用の蛇口にのみハンドルが付いている。なお、ここから公共のトイレまでは300メートル以上ある。
ASAHI健康プレートウォーキング (追分市民の森) 2024/10/26
1日平均2000歩で寝たきりの予防、5000歩で要介護や認知症、心疾患や脳卒中の予防、8000歩で動脈硬化や骨粗鬆症、ロコモティブシンドローム(運動器機能不全)や高血圧や糖尿病の予防とある。自分は健康のため歩いているわけではないが、この日のスマホの歩数計は2万857歩になっていた。
掲示 (追分市民の森) 2024/11/03
この掲示板は市民の森以外でもよく見かける。「とってよいのは写真だけ/残してよいのは足跡だけ」。税金の一部が使われているので多少の口は出せるとは思うが、偶然にも横浜市と自分の思うところは一致している。
金沢動物園の掲示板 (追分市民の森) 2024/11/03
ユーカリ畑沿いに何故か金沢動物園の掲示板がある。上に別の掲示が貼られていたようだが、剥がれて両面テープだけが残っている。金沢動物園のコアラの餌を栽培している農地は市内のあちこちにあるそうで、ここもそうなのだろう。
トンボ池 (追分市民の森) 2024/11/03
トンボ池はもともとあったものではなく愛護会の人々が作ったビオトープである。隠されているわけではないが、場所の見当が付いていても簡単には見つからなかった。踏み入るべきか迷うような草深い畦道から垣間見えただけである。
トンボ池案内板 (追分市民の森) 2024/11/03
トンボ池にはウダケサシ、ワレモコウ、クサレダマなど比較的珍しい湿性植物があるらしい。
トンボ池 (追分市民の森) 2024/11/03
トンボ池の水面は遠くに見えるだけで、生い茂る植物で道らしきも見当たらず、生物保護区として立入禁止になっているのかもしれない。しかし、冬になれば見えてくるだろう。
観察会の団体 (追分市民の森) 2024/11/16
この日は案内人付きの3グループと行き合った。若い人もいたが、子供はいない。50~60代ぐらいが中心だろうか。区内のイベント情報を当たると、旭ガイドボランティアの会主催の『追分・矢指市民の森で森林浴し 旧中原街道沿いの史跡を廻る』というウォークイベントがあった。参加費500円で募集人員50名、距離は7.1kmとある。
お花畑 (追分市民の森) 2024/11/16
「お花畑」の南端付近。お花畑の区画は30~40m幅で南北に1km前後ある。右手の森の向こうは聖マリアンナ医科大学付属病院の裏手に当たる。
お花畑と中原街道 (追分市民の森) 2024/11/16
中原街道に繋がる階段を昇り切るとようやく車の音が聞こえる。それほど公園内は静かである。この辺りで中原街道を通るのは車両ばかりで、民家が少ないので人は滅多に通らない。たまに歩行路を通るのはサイクリストか散歩者の多い公園内を避けて走るランナーである。
里山の動植物を保全しています (追分市民の森) 2024/11/16
園路外への立入禁止と動植物の採集禁止の立札はあちこちにある。この公園のムサシアブミもいつの間にか根本から折られていた。
カヤ場の説明板 (追分市民の森) 2024/12/29
茅場では草丈や密度に変化を付けて維持することで、多様な生物環境を作り出すことができる。「茅」はイネ科の総称も意味するが、特に茅葺き屋根に用いるようなチガヤやススキ、ヨシ、オギといった細長い葉と茎を持ち、乾燥しても油分があって水を弾く性質がある植物を指す。同じイネ科でもイネやムギなどは油分がないので水を吸い、乾燥させたものは茅ではなく「藁(わら)」と呼ばれ、藁莚や飼料として用いられる。
追分市民の森 (追分市民の森) 2025/02/01
移動手段や手作業、家事、情報取得や娯楽など、社会の変化やインフラ整備の進展で生活の利便性や効率性が向上する反面、体力や思考力、自立性、創造力といったものは相変わらず個々人がアナログに維持・向上させるしかない。言わば初心者コースばかりの世の中で、里山は自然の保全ばかりではなく上級コースとして人の保全も担っている。
追分市民の森 (追分市民の森) 2025/03/02
森のあちこちからタイワンリスの太い鳴き声が聞こえてくる。高い声も出すが、遠くまで響き渡るのはもっぱら太く短い犬のような鳴き声である。一匹だけ高枝に尾を巻き付けながら移動する姿を見かけたが、撮ることはできなかった。
Yellow Roof 's Museum