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Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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2025/03/27


ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
各地方にソメイヨシノが何分咲きか量るための基準木がある。選定は気象庁の気象台や測候所で、全部ではなく特定部位の花と蕾を目視で数え、8分咲き以上を満開とする。気象庁の標準木とは別に、各公園でも標準木に相当する木を設けることがある。選定は公園を管理する自治体や管理事務所、委託団体など様々で、この場合は目的も様々になる。


ハナモモの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
手前は様々なハナモモで、奥にはオオシマザクラが咲いている。写真を撮った瞬間を五感で受け止めても、次の瞬間には片端から溢れ落ちて色褪せていく。写真でも言葉でも、自分にさえも全てを伝えることはできない。


オオシマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
匂いがあり、温度があり、風もある。鳥のさえずりや人声、環境音は時々刻々と変わっていく。歩を進めれば、視野と共に光と影も変わり、色彩を変え、大きさを変え、表が裏になり、重なり合い、離れ合い、背景まで入れ替わる。自分の受け取り方ごと空気も変わる。


ウコンザクラの蕾 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
近づけば、花はなくとも花芽がある。花芽がなくとも葉芽があり、樹皮がある。違う色や形が見え、別の薫りが立ち昇り、触れれば感触が返ってくる。もう少し時が経てば、ウコンザクラの冬芽に花と葉が詰め込まれていたことも見えてくる。


ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ポプラの高い枝先にあるのは雄花で、これは雄株である。花には既に赤みはない。写した時は、冬芽から若葉が伸びてきているのかと思っていた。


ポプラの雄花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
若葉かと思い込んでいれば、花を見逃し、写真にもろくに映らないことになる。花が写っていると気づいたのは、5月になってからである。


ヤマザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ヤマザクラの萼筒は細く長い筒形で、花柄との落差も小さい。オオシマザクラは太い釣鐘型だが、区別が付くとは限らない。新葉の赤みも手掛かりにはなるが、オオシマザクラの葉も赤みを帯びることがある。


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