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ラミーカミキリ コウチュウ目ハムシ上科カミキリムシ科 Paraglenea fortunei
カラムシのラミーカミキリ♂ (横浜市旭区帷子川) 2023/05/21
ラミーカミキリは自分にとっては初めて見る昆虫である。珍しいと書いている人も多数いて、地域によっては観測数が少ないのかもしれない。
カラムシのラミーカミキリ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/04
繊維を採るためのカラムシの栽培種をラミー(Ramie)と言い、ラミーに巣食うカミキリをラミーカミキリという。左の大きい方が雌である。
カラムシのラミーカミキリ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/04
立ち止まってカラムシの葉の上を少し見渡すだけで何匹か見つかる。国立環境研究所の侵入生物データベースの
【ラミーカミキリ】によれば、イラクサ科草本の他にムクゲに発生することも多いそうで、中国から1860~70年代に九州から侵入してから次第に北上してきている。今世紀に入ってから東京でも普通に見られるようになったようだ。
カラムシのラミーカミキリ♂ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/04
ラミーカミキリはカラムシの葉脈を主食とするが、食事中のシーンにはまだ出会わない。カラムシの葉には穴が空いていたり端から齧り取られていたりする跡があるが、カラムシを食べるのはラミーカミキリばかりではない。葉脈なら葉の裏からの方が食べやすいので、葉の表に出てきたところをこちらが見つける形になっているのかもしれない。
カラムシのラミーカミキリ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/10
カラムシが群生しているところでは、ちょっと立ち止まって見渡すだけでラミーカミキリの姿を見つけることが出来る。じっとしていることもあるが、歩くのも飛び立つのも速く、ハエかハチのようにホバリングすることもある。
カラムシのラミーカミキリ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/17
カラムシの葉にラミーカミキリの噛み跡があり、葉脈が齧り取られて中央にスリットが入っている。
カラムシのラミーカミキリ♀ (横浜市旭区帷子川) 2023/06/17
ラミーカミキリを見るのは、自分の行動範囲ではかなり限定的である。カラムシはどこにでもあり、ここでも200メートルばかりカラムシが生えているが、ラミーカミキリは木陰の10数メートルほどの範囲内に集中しており、そこから離れると急に数が減ってくる。
ラミーカミキリ♂ (帷子川遊歩道) 2024/05/21
ラミーカミキリを初めて見たのは昨年の5月21日で、8月頃まではよく見かけていた。今年も初めて見たのはやはり5月21日で、見つけたのは小さな雄が2匹である。やはり昨年と同じ場所である。
カラムシの葉のラミーカミキリ♂ (横浜市旭区帷子川) 2024/05/21
短いがラミーカミキリの動きと飛翔の様子である。5月後半から8月にかけてがこの付近でのラミーカミキリの成虫の活動期間なのだろう。これは雄で、雌と比べてかなり小さく、青みが強く、頭部が黒くない。
ラミーカミキリ♂♀ (帷子川遊歩道) 2024/05/25
ラミーカミキリは雄の数に対して雌は1~2割というところだろうか。あるいは、雌は葉裏が定位置で食事に集中していて、見えていないだけかもしれない。
ラミーカミキリ♂ (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2024/05/26
帷子川以外の場所でラミーカミキリを見つけたのは初めてで、他にいないかと探してみたのだが、今のところ1匹だけである。
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