Yellow Roof 's Museum
2024/05/25
鉄道の連続立体交差化工事 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
鶴ヶ峰駅の連続立体交差化事業は、横浜市によれば「西谷駅から二俣川駅間の約2.8kmについて鉄道を地下化することで、10箇所の踏切を除去」するもので、鶴ヶ峰駅はやや北の地下に移動する。完成は2033年の予定である。
あずま屋 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
あずま屋利用停止のお知らせ (横浜市旭区帷子川親水緑道)
連続立体交差化事業では、帷子川親水緑道の中央付近から西側の土地を一旦掘り下げてから埋め直す計画になっており、そのため現在のあずま屋付近の水流を水路切り回し工事で移動させるようである。
今年もホタルが飛んでいますよ! (横浜市旭区帷子川親水緑道)
工事中 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
工事中 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
帷子川の鎧橋跡 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
「昭和二十四年一月 横浜市水道局」の石版は、おそらく元の鎧橋にあったものを記念碑として残したものだろう。
帷子川の鎧橋跡 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
鎧橋があったところにだけ欄干風のガードレールがあり、始点と終点に「鎧橋」の名を刻む円柱塔がある。左は鶴ヶ峰公園の入口で下り階段とスロープがあり、傍らに「よろいばし」の四角い説明プレートと「水道みちトロッコの歴史」の丸いプレートが設置されている。中央の建物の1階には「リバーサイド」という赤い看板のパブがある。書店勤めをしていた時に店長と何度も通った店で、トウジュロの下には帷子川が流れていた。
帷子川の鎧の渡し緑道 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
鎧の渡し緑道は公園というよりは200メートルほどの植え込みのある歩道で、付近の住民の通り道である。緑道の右側は、半世紀前にはバスターミナルだったが、現在は車両専用の駐車場となっている。左側は元々自家用車の駅前駐車場で、現在は自転車やバイクの駐輪場になっている。
クロガネモチの花 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
クロガネモチ(黒金餅)の花は同じモチノキ属のソヨゴと似た花を咲かせるが、10メートルほどになるのでソヨゴのように生け垣には用いられない。
クロガネモチの花 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
クロガネモチの花が見られるのは1ヶ月ほどである。花は直径1センチに満たず、葉の間に隠れるように咲くので、時期を見て覗き込まないと見つからない。花弁は白から黄緑色で、雄蕊の花粉は薄桃色になる。
アメリカザイフリボクの実 (横浜市旭区鎧の渡し緑道)
アメリカザイフリボクの実は既に熟していて、萎んでいるものもある。実にはバラ科の香りがあり、酸味が少なく甘味も強くない独特の味である。白っぽい種があるが、柔らかいので種ごと食べられる。
ママコノシリヌグイの花 (横浜市旭区帷子川旧川)
最初はミゾソバの花かと思って撮ったのだが、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)だった。シャクチリソバの茂みの中から顔を出しているので、同じソバ類かという勘違いもあるが、花も葉も一見するとミゾソバと似ている。
ママコノシリヌグイの花 (横浜市旭区帷子川旧川)
ママコノシリヌグイの葉柄の根本には丸い托葉がある。
ラミーカミキリ♂♀ (帷子川遊歩道)
ラミーカミキリは雄の数に対して雌は1~2割というところだろうか。あるいは、雌は葉裏が定位置で食事に集中していて、見えていないだけかもしれない。
カラムシのシロホシテントウ (横浜市旭区帷子川)
カラムシの葉の表に偶然出てきたのはシロホシテントウで、うどんこ病菌を主食とするてんとう虫である。
カラムシのシロホシテントウ (横浜市旭区帷子川)
葉の表では動き回っていたが、葉を裏返すとじっとしている。うどんこ病菌を食べているか、テントウムシ特有の死んだふりだろう。シロホシテントウの類似種にアラキシロホシテントウというのもいるが、これは交尾器で判別するようでこの写真では区別できない。
カラムシのセボシジョウカイ (横浜市旭区帷子川)
ジョウカイボン属のセボシジョウカイは、1センチほどでジョウカイボンの半分ほどの大きさである。カラムシの葉の穴はラミーカミキリなどの草食昆虫の食事跡で、肉食のセボシジョウカイの目当てはもっと小さなカラムシコアブラムシではなかろうか。
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