Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
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矢指市民の森


矢指市民の森案内 (矢指市民の森) 2024/10/19
矢指市民の森は横浜市旭区矢指町にあり、開園は1991年である。他の市民の森と同様に、土地所有者と横浜市の間で10年以上の契約が結ばれて日中のみ市民に開放されている。遊歩道の整備は市が請け負い、指定地の開発は不可となるが、持ち主には緑地育成奨励金が出て固定資産税などの免税措置が受けられる。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2024/10/19
市民の森は日中にしか立ち入ることができず、火気厳禁で、ピクニックはできても料理をしたり泊まったりといったキャンプは原則的にできない。


中原街道 (下川井町) 2024/10/19
矢指市民の森から中原街道へと出た。車道の両側にはクズの大群落がある。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2024/10/20
小学校から家まで、よくこんな道を回り道して帰ったものだ。半世紀ほど前の横浜は舗装路と土道が半々ほどで、街灯もあまりない。泥道や砂利道があり、月明かりや星明かりで照らされる帰り道があり、冬の朝には霜柱を踏む音がした。雨の日の水溜りにはアメンボがいて、誰かが掛けた板切れやトタンの上を歩いたものだ。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2024/10/20
この日は2人組が2組、単独行1人、ジョガー2人、いずれも「お花畑」周辺で見かけたきりで、森の中では誰にも行き合わなかった。


太陽の広場 (矢指市民の森) 2024/10/20
写真を撮り初めた頃は2枚に1枚ほど載せていたが、このところは5枚に1枚以下である。スマホやデジカメはほとんどボケットの中で、撮りたい時に手が伸びる。


太陽の広場のヒノキ (矢指市民の森) 2024/10/20
広場を囲むヒノキは日本の固有種で、福島県以南から九州まで分布している。ヒノキの花粉は花粉症の原因になるが、花粉の少ないヒノキが既に開発されている。ヒノキの少花粉品種は雄花をほぼ付けないそうである。もっとも、後日見直すとサワラもかなりある。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2024/10/20


矢指川源流 (矢指市民の森) 2024/10/20


水田 (矢指市民の森) 2024/10/20
この辺りには都市計画法の横浜市風致地区条例により開発の制限がされている地域があり、川井・矢指風致地区もその一つである。


案内図 (矢指市民の森) 2024/10/20
矢指市民の森と追分市民の森の境が「お花畑」や水田があるところで、矢指川の源流が流れている。2日連続で来たが、歩いたのは1時間ずつぐらいで、全体の2割程度のものである。


案内図 (矢指市民の森) 2024/10/20


トイレ (矢指市民の森) 2024/10/20


水道 (矢指市民の森) 2024/10/20
トイレの側には炊事場がありキャンプが出来そうな広場もあるが、蛇口のハンドルは全て取り外されている。


東方面を望む (矢指市民の森) 2024/10/20
矢指町と下川井町、中央右側の丘には今宿南町のゴルフ練習場のネットが見える。川井矢指風致地区は旭区から瀬谷区に及ぶ503haの地域で、帷子川上流と矢指川流域を含む。


矢指林縁 (矢指市民の森) 2024/10/26
森林周縁の中低木の伐採や冬季の草刈りなどによるマント群落形成と生き物への効果の解説パネル。マント群落は、森林を囲む様々な草原性植物が繁茂する植物群のことで、森林内への風通しや光量の調整といった環境を保つ役割を果たすと共に、生物多様性の保全にも重要な役割を果たす。


アオキに付けられたリボン (矢指市民の森) 2024/10/26
アオキにまで除伐を記録したリボンが付いている。朝方、この森で最初に行き合ったのは農作業着姿の1人の老人だった。顔は真っ黒に日焼けしており、片腕に刈り取った枝の束を抱えていた。挨拶をすると「はい」とだけ低く応えて、泥だらけの長靴で森の中へと消えていった。自分は客人でしかない。


追分・矢指市民の森ルート (追分市民の森) 2024/11/16


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2025/02/01
この日の最高気温は10℃で、午後からはずっと曇りである。明日の朝は小雪の予報が出ており、最高気温6℃とある。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2025/02/01
長歩きしたり自然に引き寄せられたりするのは子供の頃から変わらない。ただ自分が昔も今も根底で求めているものは独りの解放感で、自然というよりは誰もいないところに足が向く。


矢指市民の森 (矢指市民の森) 2025/02/01
昔の泥道や砂利道、悪路を歩くことで培われていた脚力や平衡感覚は、現代都市の舗装路や交通網下では獲得できない。起伏の多い野道を歩いてみれば、それがどういうことかよく判る。


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