Yellow Roof 's Museum
アオキ (ヒロハノアオキ) ガリア目ガリア科アオキ属 Aucuba japonica
アオキの実 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2022/12/17
実と雌花の蕾らしきものが一緒に映った写真もあるのだが、まだ実を付けている時期に蕾をつけるのはだいたい雄木のようだ。
アオキの雄木の蕾 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/01/22
枝葉の間の様々な突起がやがて花になるのか葉になるのか、それとも花が落ちた子房か、成長しかけの枝なのか。「芽」という言葉は便利なもので、やがては茎や葉や花になるものを指すが、自分などは棘を芽と勘違いしたり虫こぶを実と思ったりすることもある。
アオキの雄木の蕾 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2023/01/29
雌木はまだ実を付けており蕾はあまり目立たない。
アオキの雌木 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/02/05
アオキの実にはたびたび妙にねじ曲がった実や変色した実が見られ、そういう実が冬を越したりする。国立科学博物館の付属自然教育園の情報に「アオキの果実は俵型に育って赤く色づきますが、中にはいびつなひょうたん型のものもあります。これはアオキミタマバエというハエに寄生され、正常な果実の発育が阻害されたためです。この虫こぶのことをアオキミフクレフシといいます。また、この状態では鳥に食べられず、5月頃まで残ることから「アオキオクレミ」とも呼びます。一時期は、園内で8割~9割ほどのアオキが寄生されていたという記録があります」とある。
アオキの雌木の蕾 (横浜市旭区希望が丘水の森公園) 2023/02/11
蕾だけでは雄木か雌木の区別が明確にできないので、実がついた雌木の蕾を写真に撮っている。
アオキに付けられたリボン (矢指市民の森) 2024/10/26
アオキにまで除伐を記録したリボンが付いている。朝方、この森で最初に行き合ったのは農作業着姿の1人の老人だった。顔は真っ黒に日焼けしており、片腕に刈り取った枝の束を抱えていた。挨拶をすると「はい」とだけ低く応えて、泥だらけの長靴で森の中へと消えていった。自分は客人でしかない。
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