Yellow Roof 's Museum
2023/09/16
イチョウの実 (横浜市旭区今宿町)
イチョウの果肉にはウルシオールと似たような成分が多く含まれているそうで、イチョウの樹皮に触るだけでかぶれる体質の人もいるという。
ハツユキソウの花 (横浜市旭区今宿町)
北アメリカ原産のハツユキソウはトウダイグサ科で、樹液にはウルシオールと類似の成分が含まれ、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすことがある。アレルギーが出るかどうかは人様々で、特定物質に対する抵抗力や免疫力がないことが原因とされる。つまり、段々と身体に耐性を付けていくことも可能ではある。例えば、漆職人の間ではウルシオールに対して耐性が生じてくることが伝統的に知られている。また、花粉に身体を慣れさせていけば花粉症が完治することがあり、実際そうした漸進的な逆療法もある。自分も花粉症が1年で治った経験があり、植物写真を始めた頃は何度か腕に痒みが生じる経験はしたが、今年はまだない。身体が慣れてきたということだろうか。
タマスダレの花 (横浜市旭区今宿南町)
タマスダレとその近縁種は、乾燥と高温の後にまとまった雨が降ると開花するためレインリリーと呼ばれるようだ。確かにこのところ集中豪雨が何度か続いていた。
キクイモの花 (帷子川遊歩道)
キクイモ(菊芋)は北アメリカ原産で、江戸末期に飼料用作物として移入された。菊のような花と芋のような食用の根茎を持つ。
キクイモの花 (帷子川遊歩道)
キクイモの地下茎にはイヌリンが含まれている。イヌリンは血糖値の濃度を抑えるとともにインスリン感受性を向上させるので、菊芋茶や菊芋サプリのような機能性表示食品の形で出回っている。
センニンソウの花 (帷子川遊歩道)
センニンソウは摘んだりして茎や葉の汁がつくとかぶれることがあるそうだ。これまで800種以上の植物を撮ってきたが、今のところ蚊に刺されることはあっても、植物に触って身体に変調をきたしたことはない。もっとも、自分は主に道端の植物を撮っており、せいぜい膝下程度の茂みに入るぐらいのものである。気をつけるべきは虫刺されの方で、これは虫除けスプレーでかなり防ぐことが出来るので持ち歩いている。
Yellow Roof 's Museum