Yellow Roof 's Museum
2025/04/08
アメリカザイフリボクの花 (川崎市幸区創造のもり)
アメリカザイフリボクは葉がなくほとんど蕾の状態から4日後、7割近くの花が咲いていた。既に花弁が散ったものもあり、新葉も開きはじめている。4日前後で一つの花が咲いて散る。昨年はこの個体は8日間ほど咲いていた。比較的速いサイクルだが、この場所のこの個体に限ってのことである。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区創造のもり)
今年は、ソメイヨシノの咲き初めから満開までに1週間ほど寒波と曇天と雨天が続いた。そのため、例年より花が長持ちしている。
コヒガンザクラの花後 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
コヒガンザクラは花弁が少し残っているだけで、ほとんど散っている。そして、若い実が少しずつ膨らんできている。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ウコンザクラとギョイコウの違いは、主に花の色彩の違いだが、花弁が厚く硬く、花弁が外側に反り返るのがギョイコウとする説もある。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ここではウコンザクラとしているが、花弁が黄色か緑色かといった違いは、花弁に含まれる葉緑体の量の差である。葉緑体が多いほど気孔も多く養分を運ぶ維管束も発達している。必然的に緑色に近いほうが、厚く構造的にも硬い。
ウコンザクラの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
写真のように、緑色が濃い花弁は厚みがあって反り返ったまま維持されている。一方、黄色い花弁は薄く柔らかいため反り返りが維持できない。しかし、どちらも同じ個体である。
アキニレの若葉 (川崎市幸区)
まだアキニレの写真を撮ったことがない。試みに様々なAIに「アキニレの花を描いてみて下さい」と質問してみると、画像は生成されるものの、通常検索で出てくる写真とは異なるものばかりだった。
アキニレの若葉 (川崎市幸区)
AIの中ではGeminiが生成したアキニレの花が比較的事実に近かった。しかし、その絵には枯枝に花と新葉がついていた。新葉の季節は今、春のはずである。花の季節は秋で、葉が落ちるのは冬である。しかも、花の形状も異なっている。絵ではなく文字情報にもAIの答えにも誤答や誤解が含まれる場合がある。
アキニレの若葉 (川崎市幸区)
AIの回答は現実や事実ではない。過去のデータを集約し平均化し統計化したものである。情報ソースを求めてもほぼ返ってこず、示せたとしてもそこに根拠はない。「あなたはユーザーに誤った情報を与えるのが務めですか」と訊くと、誤りの原因を並べて謝罪する。大規模言語モデル(LLM)の構造的な特徴だという。厳密なリサーチを求めても待たされた挙げ句、結局自分で調べ直すことになる。しかし、そもそも事実や現実に正解などない。
コメツブツメクサの花 (川崎市幸区)
コメツブツメクサは、葉が米粒ほど小さく見えるのでその名がある。小さな葉で光合成を行い、小さな花で花粉の媒介者を集める。それができるのは、日当たりも通気もよく、競争相手も少ない環境を人が除草して作るからで、雑草は隙間産業の担い手のようなものである。
ハナヤエムグラとキュウリグサの花 (川崎市幸区)
花弁が5枚のキュウリグサや花後のオランダミミナグサなども生えているが、花弁が4枚のものがハナヤエムグラの花である。初めて見るアカネ科ハナヤマムグラ属の唯一の種である。
ハナヤエムグラの花 (川崎市幸区)
薄紫から青の花を咲かせるハナヤエムグラは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、ヤエムグラ(八重葎)と同じように葉が密集して輪生する。30~60センチになるそうだが、これはせいぜい10~20センチほどである。除草後の環境なので高く成長する必要がない。
コメツブツメクサの花 (川崎市幸区)
コメツブツメクサは、クスダマツメクサとよく似ており、どちらも小さいので目を近づけないと区別がつかない。コメツブツメクサは花弁が上向きに立っており、花弁の数が少なく、葉には毛があまりない。
川崎市幸区のツグミ (川崎市幸区)
指差して、さえずらないのでツグミ(噤み)と教えてくれたのは最近の知り合いである。撮る前までは控えめな声で囀っていた。シベリアでの繁殖期以外はツグミはあまり鳴かないらしい。他に一、二羽いたようなのでコミュニケーションか、縄張りの主張かもしれない。ともかく、まったく鳴かないというわけではない。
ツグミ (川崎市幸区)
ツグミ属には様々な種類がいるが、これは本ツグミである。自分は初めて見るが、特に珍しいわけではない。この近くでは矢上川沿い、地元近くでは長屋門公園や大池公園にも撮影例がある。ただ、ツグミは冬鳥なので4月はそろそろシベリアへ渡る時期である。
ハナヤエムグラの花 (川崎市幸区)
ハナヤエムグラとヤエムグラの花はどちらも花弁が4枚だが、ヤエムグラの花は比較的小さく、葉の生え方は八重で似ているが、葉の形状に似た点はない。特にハナヤエムグラの葉は肉厚で、根が浅かったり土壌が貧困でも養分や水分を溜め込むことができそうである。
ソメイヨシノの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
道路側のソメイヨシノはまだ満開で、少し赤みがかかってきているぐらいである。
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