Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【日付別索引】 【テーマ別索引】

***< [773] 2025/04/12◆[771] 2025/04/10 >***

2025/04/11


チューリップの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
チューリップはよく見かける。しかし、野生化したものは見たことがない。


チューリップの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
チューリップは中央アジアのステップや高原地帯を原産で、冬に雨が多く、夏に乾燥する土地に適応している。日本の気候は、それとは逆である。


チューリップの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
花壇の植物は細かく人の手が入り、花後には撤去されることが多い。野生化するものもあるが、植物の観察というより人を観察するようなものである。


レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
今年も公園にはレンゲが生えている。最初は植えたのだろうが、もはや毎年自然に生えてくるのかもしれない。ただ、今のところ周囲に広がってはいない。


レンゲソウの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
昨年はもっと赤みがかった紫で、ピンク色に近い花だった。そのためか、類似画像検索ではタマザキクサフジの名が首位に挙がった。今年は赤みが少なく薄紫から濃紫の花である。機材の違いか、天候の違いか、あるいは、時間とともに色彩が変化するものなのかもしれない。


アザレアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ツツジは英語圏では、rhododendron または azalea と称される。日本でいうアザレア(英語発音風にはアゼリア)は、英語圏では Belgian (Hybrid) Azalea として区別される。川崎駅前の地下街、アゼリアの名は公募で決定したもので、ツツジは川崎市の市花である。


アザレアの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
ツツジ科の中では、葉に毛が多く、厚みがあり、丸葉より細葉が多く、たいてい先が尖っていない。サツキと同じぐらい小さな葉もあるが、サツキの雄蕊は5本と決まっていて、これは6本ある。


ツグミ (川崎市幸区)
一度識別できれば見つけることが容易になる。おそらくヒヨドリと混同していたものと思われる。これは先日見つけた場所と同じなので、同じ縄張り内だろう。模様が濃くコントラストが強い方がオス、目立たない方がメスとすれば、これはオスで、先日見たのはメスということになる。


マルバマンネングサ (川崎市幸区)
除草跡には雑草による競争が展開している。赤い葉のマルバマンネングサだけ撮ろうとしても、間からはハナヤエムグラが顔を出し、キュウリグサやカタバミが葉を広げ、何か判らない細い葉が突き出ている。


ハナヤエムグラの花とマルバマンネングサ (川崎市幸区)
マルバマンネングサは多肉植物で、地を這って横に茎を伸ばし、養分や水分を葉に貯め込んでいく。ハナヤエムグラも根本の方では枝分かれして地を這うが、上にも茎を伸ばす。環境によっては草丈60センチほどになるそうである。


ウスベニチチコグサ (川崎市幸区)
厚く硬く地に張り付くように広がる葉は、ウスベニチチコグサのロゼットである。春になるまで凍害から実を守り、葉の痛みを軽減し、他の植物の芽吹きを遮断しながら、少ない陽光を最大限に利用する。写真のウスベニチチコグサは、葉を立たせて茎を上に伸ばし始めている。


ナラガシワの若葉 (川崎市幸区)
この新葉は、葉の鋸歯の尖り方はコナラに近い。ミズナラだとしても葉の終端と枝との間、葉柄が長い。ミズナラはほとんど葉柄がない。ただ、この木は去年、30センチほどの葉を付けていた。近いのはカシワである。しかし、これほど細身の葉ではない。


セイヨウジュウニヒトエの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園)
セイヨウジュウニヒトエが30センチほどに伸びている。この植物も地を這うように茎を伸ばしていく匍匐性で、たいてい群生する。除草跡にも生えるが、競争相手の少ない日陰にも生える。雑草は強いといった世間的イメージがあるが、全ての野生種は生存競争に晒されている。人が自然に還れなくなっただけである。


ミントブッシュの蕾 (川崎市幸区創造のもり)
オーストラリア原産のミントブッシュの蕾には花弁の紫色が顔を出している。細枝で枝数も少なく、昨年は実を付けなかったが、戸外で越冬して蕾を付けている。20年ほど前、オーストラリアやニュージーランド産のいわゆるオージープランツのブームがあった。自分は知らないが、ミントブッシュは人気商品だったらしい。コロナ禍のガーデニングブームで、再びオージープランツが注目されたということかもしれない。


イソギク (川崎市幸区創造のもり)
イソギクは千葉県から静岡県の沿岸の岩場に自生しているそうである。この葉の形態は、潮風や乾燥から身を守るための適応ということになる。葉は平たく厚く、毛で覆われており、特に毛が密集した縁は白く見える。濃い赤紫はアントシアニンだろう。これは強い紫外線を防ぐ。


カンザンソメイヨシノ (川崎市幸区創造のもり)
カンザンも咲き始めているが、それより暗雲の発達の方が問題である。稲光と雷鳴が3度、まだ遠いが、近づいてきている。


ソメイヨシノの花 (川崎市幸区創造のもり)
ソメイヨシノの花は下から咲いて、下から散っていく。下の方の枝には既に蕾がなく、6~7割は花弁が散っており、枝先には葉が目立ち始めている。雨も少しずつ降り始めていた。


***< [773] 2025/04/12◆[771] 2025/04/10 >***

Yellow Roof 's Museum
黄色い屋根の博物館
【日付別索引】 【テーマ別索引】